ビッグマッチにふさわしい“58000”「そろそろ決着を」 7連続痛み分け…V望みへ「食いついて」

西川周作が鹿島戦に向けて「決着をつけたい」と意気込んだ【写真:徳原隆元】
西川周作が鹿島戦に向けて「決着をつけたい」と意気込んだ【写真:徳原隆元】

GK西川周作「モチベーションは自然と上がっていく」

 浦和レッズは9月16日に公開トレーニングを実施した。20日のJ1リーグ・第30節で対戦する鹿島アントラーズとは、現在リーグ戦で7試合連続引き分け中と痛み分けが続く。GK西川周作は「燃えてくるものがある」とし、すでに5万8000枚を超える発券枚数でシーズン最多入場者数になる可能性が高いホームゲームに「覚悟を持ってゴール前に立ちたい」と話した。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 浦和は13日の第29節でガンバ大阪に0-1で敗れ、首位の京都サンガF.C.との勝ち点差が8に開いた。前日のゲームで上位が軒並み引き分けたことで差を詰めるチャンスだったが、試合終了間際の失点で0-1の敗戦を喫した。そのゲームで約2カ月ぶりの復帰を果たしたMF渡邊凌磨は「ああいう状況は今までも何回もあったなかで、ことごとく落としている。何が足りないんだろうっていうところではあるけど、ここでもう1回鹿島とできるっていうことは僕らにとってポジティブだと思うから、ちゃんと勝って最終戦まで望みをつなげられるようにしたい」と話した。

 その鹿島戦は、2022年から今季の3月16日に対戦したゲームまで、リーグ戦で7試合連続で引き分けている。その期間、ずっと浦和に在籍して5試合に出場している西川は「僕たちもそろそろやっぱ決着をつけたいっていう思いがあるし、やっぱり上に行くためには僕たちはホームで勝つ必要がある」として、「鹿島戦になれば、当日のモチベーションはもう自然と上がっていく」と話す。

 過去にタイトルを争うようなタイミングで何度も対戦してきた両チーム。独特の空気感について西川は「僕自身、本当に鹿島戦ってすごい楽しみで、いつもアウェーでもホームでも、なんかこう燃えてくるものがあるというか、なんか自分では感じてはいない、思ってはいないけど、自然と湧いて出てくるみたいな感情がある。やっぱりライバル意識っていうのは当然あるので、過去にもチャンピオンシップで負けたとか、悔しい思いをした相手でもあるんで、なんとかここで決着をつけて、自分たちも食いついていきたい」と話した。

 浦和によると、この鹿島戦は16日の朝9時の時点ですでに5万8376枚のチケットが発券されているという。今季最多はホーム開幕戦となった3月4日の柏レイソル戦の来場者数が5万1009人だったが、それを超える可能性が高い。

 シーズンも最終盤に向かっていく中でターニングポイントになりそうなビッグマッチは、超満員のスタジアムでの激闘が見込まれる。浦和がホームで望みをつなぐのか、アウェーの鹿島が浦和にチャンピオンシップで勝利した2016年以来のリーグ優勝に近づく1勝を挙げるのか、注目の一戦になる。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング