サポーターから「助けて」 浦和DFが気付き伝達…試合中断の裏側「倒れているのが見えた」

石原広教が試合後に言及【写真:徳原隆元】
石原広教が試合後に言及【写真:徳原隆元】

浦和DF石原広教が試合後に言及

 横浜FCと浦和レッズが対戦した8月9日のJ1第25節で、試合中に急病人が発生して試合が中断するアクシデントが起こった。横浜FCは公式「X」で病院に搬送されて治療を受けていることと、意識が回復していることを発表。その場でメディカルスタッフやドクターへ応援を要請した浦和のDF石原広教は「倒れているのが見えた」と話した。

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 アクシデントが起こったのは後半18分、浦和MF松尾佑介の突破を横浜FCのDF伊藤槙人がファウルでストップしたところで、伊藤に2枚目のイエローカードが提示されて退場処分となった。そのタイミングでバックスタンド側の客席で「倒れているのが見えた」という石原は「サポーターの方たちも『助けて』と言っていたけど、中では審判の方も気が付いていなかったし、伝えた方が良いと思った」としてメインスタンド側に伝達すると、急病人の下へメディカルスタッフやドクターが急行した。

 夏場の戦いに石原は「選手たちもギリギリでやっているので、Jリーグ全体でも気を付けないといけないと思う。今日は18時キックオフですけど、まだまだ暑い時間帯なのでそういうところも考えて欲しいと思います」と話した。

 その間に飲水タイムを兼ねて試合は中断されたが、バックスタンド側の壁を乗り越えて客席へ入って対応したドクターらが戻ると試合は約5分間の中断で再開された。試合は浦和が2-1で勝利を収めた。

 試合終了直後に横浜FCは公式「X」で「本日の試合中、体調不良により倒れられたお客さまがいらっしゃいましたが、その後に意識が回復し、容体も安定しております。なお、現在は病院にて治療を受けていらっしゃいます。迅速な救護にご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます」という声明を発表していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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