浦和監督が今夏補強を強調「動いています」 敵地での“数字”改善を指摘「今季の成功はない」

J1リーグは全チームが24試合を消化した
浦和レッズが、アビスパ福岡をホームに迎え撃ったJ1第23節の延期日程が7月27日に行われ、0-0で引き分けた。試合後に浦和のマチェイ・スコルジャ監督は「新たな獲得に関しては我々も動いていますし、それが成功することを願っています」と、改めて新戦力の補強について言及した。
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浦和は立ち上がりこそ勢いよくプレーを連続させたが、時間の経過とともに福岡がコントロールする時間が長くなった。浦和はFWチアゴ・サンタナを4月6日のアビスパ福岡戦以来、約3か月半ぶりにスタメン起用。だが福岡のハイプレスを受けた際にサンタナに預けようとしたボールは福岡の3バックの餌食になり、カウンターのピンチを招く結果になった。
そして、後半に入るとGK小畑裕馬も最終ラインに入るビルドアップを試みる福岡に対して、浦和がミドルゾーンで待ちの姿勢を見せたことで試合は膠着。福岡の金明輝監督は「攻め急がず、1点ずつというところは狙いとしてはありました。遮二無二に奪いにきたところをひっくり返す作業もできましたし、後ろで回すだけでなく、相手が奪いにきたところで矢印を折る狙いもありました」と話した。
一方のスコルジャ監督は「3連戦の3戦目でしたが、選手たちの姿を見て後半はミドルゾーンで構えるという指示を出しました。(相手)GKが高い位置を取っており、ハイプレスを掛けようとしてもはがされてしまう場面が続いていたからです。相手ボランチは高い位置を取っていましたが、こちらのボランチは相手シャドーを心配し、そこにつくことができませんでした。相手に持たせて構えて待っていると映ったかもしれませんが、実際にその中で3回、4回とボールを相手から奪取している場面がありましたし、それを狙っていました」とコメントした。
その結果として、双方が相手の出方をうかがい合うような時間が長く過ぎて0-0で試合は終わった。全チームが24試合消化で揃った中、勝ち点1にとどまった浦和は首位のヴィッセル神戸から勝ち点8差の8位となった。
指揮官はシーズン後半戦について「やらないといけないことにはたくさんの側面があります。監督としての私にできることは、アウェーでいかに勝ち点を取るかということです。今までのアウェーでの結果をいかにチームとして変えられるかです。それがなければ、今シーズンの成功はないと思います」と、ここまで1勝6分4敗と厳しい成績が残るアウェーゲームについて話す。
そして「新たな獲得に関しては我々も動いていますし、それが成功することを願っています」と、今週に入って行われた定例会見に続き、新戦力の補強について言及した。勝ち切れないゲームを勝ち点3に変えるための戦力をチームに迎え入れることができるのか、その動向が注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)




















