浦和指揮官、戦力補強に言及「新たな血を」 髙橋利樹が流出…獲得を「模索しています」

浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

スコルジャ監督「新たな血を我々のロッカーに連れてくることは模索しています」

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、7月25日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。FW髙橋利樹の清水エスパルスへの完全移籍が発表されたなかで「夏のウインドーはまだ開いていますので、新たな血を我々のロッカーに連れてくることは模索しています」と、戦力補強に言及した。

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 浦和は6月に米国開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場したのち、7月19日のFC東京戦で久々に国内リーグ戦に戻った。そのゲームは2-3で敗れたが、23日の湘南ベルマーレ戦には4-1で勝利した。27日に第23節の延期日程となっているアビスパ福岡戦に臨み、そこで他クラブと同様に24試合を終える。スコルジャ監督は「試合を通じての集中力が必要だと思います」として、「ハイプレスはJリーグで最も得意なチームだと思います。良いプレスでボールを奪いショートカウンターを仕掛けてきます」と、福岡について話した。

 クラブW杯前に獲得したFW小森飛絢が湘南戦では浦和加入後の初ゴールを決め、開幕当初にスタメンだったFWチアゴ・サンタナも3月8日のファジアーノ岡山戦以来のゴールを決めた。また、4月ごろからスタメンで存在感を発揮して左サイドでのプレーも得意なFW松尾佑介も健在だが、髙橋の他にFW長倉幹樹とFW二田理央が期限付き移籍でチームを離れ、今季ユースから昇格のFW照内利和にはまだ出場機会がない。

 髙橋の移籍が発表されたなか、8月20日まで開いている夏の登録ウインドーについて指揮官は「夏のウインドーはまだ開いていますので、新たな血を我々のロッカーに連れてくることは模索しています」と戦力補強について言及。必ずしも最前線のポジションに限定はしていないものの、新戦力の獲得の必要性があることを語った。

 スコルジャ監督は「クラブW杯を経て、攻撃面でより自信を持ってできていると思います。そして、クラブW杯での難しい状況の1つは相手のゲーゲンプレスでした。いかにそれを回避してボールを捌けるかどうか、それを改善点として見ています」として、「ファイナルサードの連携は改善の余地があります。たまに自己中心的なプレーになり、早いパスの判断がないことがあります。そこは改善点です。ゾーン1とゾーン2のビルドアップは高いレベルに来ていると思いますが、ゾーン3での質には満足していません」と、現状について話した。

 浦和は福岡戦に勝利できれば、勝ち点を40に伸ばして首位のヴィッセル神戸との勝ち点差を6に縮めた状態で試合数が揃う。それが実現されるかどうかと同時に、上位の混戦を抜け出すためにも選手層に質と厚みを加えられるのかどうかも注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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