“3連敗”から再スタート「強いクラブにできる」 最大の問題を指摘…浦和指揮官「Jでは得られない」

7月19日のFC東京戦から後半戦がスタートする
J1・浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、7月17日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。先月に出場した米国開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)について「このクラブW杯での経験がチームを向上させ、強いクラブにしていけると思います」と話した。
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浦和はリーベルプレート(アルゼンチン)、インテル(イタリア)、モンテレイ(メキシコ)といった南米、欧州、北中米の名門クラブが入ったグループリーグで3連敗での敗退となった。それでもインテル戦は先制してリードを奪う展開にも持ち込んだ。
指揮官は「クラブW杯を戦い、色々な印象があります。クラブW杯で戦った対戦相手との比較で、どういうところを改善しなければいけないのかという話は毎日のようにしています。たくさんの要素がありますが、そのうち1つはボールロストがあった時のディフェンスラインのセットアップの速さ、ローディフェンスの時のペナルティーエリア内でのセットアップ、そしてファイナルサード、押し込んでいる状態でいかにマネージメントをできるかのかという点も見てきました。このクラブW杯での経験がチームを向上させ、強いクラブにしていけると思います」と話す。
そのうえで、3試合をトータルして「クラブW杯で最も大きな問題は安定性だったと思います。3試合とも良い場面は見られましたが、立ち上がりから終了まで維持をできませんでした。そのような時間をいかに長くするかです。ただ、どの試合でも良い時間帯があり、そこから選手たちは自らのスキルに自信を持っていいと思います。そして、このような良いチームとの対戦はJリーグでは得られない経験です」と、振り返っている。
そして、今後に向け「現実的な目線で、学んだことのどれが自分たちに実行できるかも考えないといけないと思います。多くの要素を考慮しながら今後もやっていきたい」と話す。7月19日のFC東京戦でリーグ後半戦の戦いをスタートする。「前回の対戦からシステムも選手も変わっているので、違うチームになっています。GKも代わり、アレクサンダー・ショルツや室屋(成)も加入し、彼らが大きな影響を与えていると思います」と、対戦相手について話した。
首位の柏レイソルとは、2試合少ない状態の勝ち点10差でスタートする。新たな要素として昨季のJ2で得点王とMVPをダブル受賞したFW小森飛絢がベルギー1部シント=トロイデンへの期限付き移籍を経て、ジェフユナイテッド千葉から完全移籍で加入した。指揮官は「彼は非常に興味深いストライカーで、ピッチ上で賢さを見せています。ゲームの読みや動きに素晴らしいものがあります。彼の決定力はJ2でしか見たことがありません。ただ、年齢や性格、能力を考えれば明るい未来が浦和で待っていると思います」と期待を寄せていた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















