欧州挑戦→半年で帰国の苦境も…同僚称賛「技術高い」 昨季J2得点王&MVPのスタメン抜擢浮上

浦和の小森飛絢【写真:轡田哲朗】
浦和の小森飛絢【写真:轡田哲朗】

浦和の新戦力のFW小森飛絢、7月19日のFC東京戦でスタメン出場の可能性

 浦和レッズは7月15日に公開練習を実施。リーグ再開初戦のFC東京戦(同19日)に向け、新戦力のFW小森飛絢(ひいろ)がスタメン起用される可能性が浮上している。

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 小森は昨季J2のジェフユナイテッド千葉で38試合出場23ゴールで得点王とリーグMVPをダブル受賞。年明けからベルギー1部シント=トロイデンへ期限付き移籍をしていたが、浦和がクラブ・ワールドカップ(W杯)出場に伴う特別移籍期間(6月1日〜10日)を活用し、保有元の千葉から完全移籍で獲得していた。

 クラブW杯では出場機会がなかった小森だが、「サッカー選手として誰もが憧れると思う。ピッチに立って活躍したかった」と悔しさを口にしつつ、シーズンの後半戦に向け「リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯で結果を出していきたい」と決意を語った。

 シント=トロイデンではリーグ4試合の出場にとどまり、「もっと自分を出さなければいけないと思った。自分をチームメートに知ってもらうのも大事だと思う」と振り返る。そのうえで、クラブW杯の事前合宿から含め約1か月間チームの練習に参加する時間を「近いポジションの選手やクロスが得意の選手とコミュニケーションも取れた」と前向きに捉えている。

 小森はこの日のトレーニングで、これまでのリーグ戦でスタメン出場する選手が多く入った組み分けの1トップでプレー。右ウイングでの出場が多いFW金子拓郎は「(小森は)ボックスの中で生きる選手だと思うし、シュート技術も高い。突破してのクロスもそうだし、スルーパスでも良さを生かせれば。どんなボールが欲しいかというコミュニケーションも取れている」と、新戦力との連係向上に手応えを感じている様子だった。。

 浦和はFC東京戦の後、クラブW杯の影響で延期されていた2試合を今月中に消化する予定。前半戦は21試合で7引き分けと勝ち切れない試合が目立っただけに、この3試合で波に乗ることが後半戦への鍵となる。新たなストライカー・小森の活躍に大きな期待が懸かる。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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