アジアの雄が「世界に衝撃を与えた」 計7発の乱打戦…マンCに大金星で海外驚き「本当に驚異的」

アジア勢のアル・ヒラルがマンチェスター・シティに大金星
米国で開催中のFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)は現地時間6月30日に各地で決勝トーナメント1回戦の試合を実施。アジア勢で唯一の16強入りを果たしたアル・ヒラル(サウジアラビア)が、前回王者マンチェスター・シティ(イングランド)を4-3で下す番狂わせを演じた。
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米フロリダ州オーランドで行われたゲームは、前半9分にシティがMFベルナウド・シルバのゴールで先制。しかし、アル・ヒラルは後半立ち上がりに立て続けの2得点で逆転に成功する。シティもFWアーリング・ハーランドのゴールで追いつき試合は延長戦へ。そしてアル・ヒラルが2得点を奪い、シティの攻撃をMFフィル・フォーデンの1点に抑え合計4-3の勝利を収めた。
今大会に向け、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝のインテル(イタリア)を退任したシモーネ・インザーギ監督を招聘したアル・ヒラルは、アジアでは図抜けた資金力を持つことで知られ、以前のフォーマットではクラブW杯準優勝の経験もある。32チーム開催にリニューアルされた今回、グループリーグではザルツブルク(オーストリア)とパチューカ(メキシコ)を抑え、レアル・マドリード(スペイン)に次ぐ2位通過を果たしていた。
英公共放送「BBC」では、元トットナムのMFアンドロス・タウンゼント氏による「素晴らしい試合だった。アル・ヒラルは世界に衝撃を与えた。シティはショックを受けている」とのコメントを報じた。また、シャムーン・ハフェス記者は「これは世界に衝撃を与えるであろう素晴らしい結果だ。本当に驚異的だ。サウジアラビアのクラブに勝機があるとは誰も思っていなかった」と報じた。
また、米紙「ニューヨーク・タイムズ」では「クラブW杯のこれまでの試合の中でベストゲーム」とも報じられていた。
国際サッカー連盟(FIFA)の公開した試合データでは、ボール保持率はシティが56%でアル・ヒラルが31%(中立の状態が13%)、シュート数も31対17とシティが上回ったが、アル・ヒラルの数値も十分に渡り合ったと言えるもの。アル・ヒラルは準々決勝でフルミネンセ(ブラジル)と対戦する。



















