名将クロップ「サッカー史上最悪」 日程、過酷環境…クラブW杯を痛烈批判「本当の問題に気づいていない」

ユルゲン・クロップ氏がクラブW杯について言及【写真:Getty Images】
ユルゲン・クロップ氏がクラブW杯について言及【写真:Getty Images】

クロップがフォーマット変更は改悪だと酷評

 現在、アメリカで開催されているFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)は、今大会から全32チームが参加して賞金総額は約10億ドル(約1500億円)という大規模な大会となった。しかし、観客席には空席が目立ち、選手たちが寒暖差の激しい気候環境でのプレーを強いられていること、ただでさえ過密な日程がさらに厳しいものになったことなど、多くの問題も指摘されている。

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 そうしたなか、現在はレッドブルのサッカー部門の責任者を務めるイングランド1部リバプールの前監督であるユルゲン・クロップ氏が「サッカー史上最悪のアイディア」と、クラブW杯のフォーマット変更は改悪だと酷評した。「ESPN」の公式「X」アカウントで報じている。

 クロップ氏は「クラブW杯は、サッカー史上最悪のアイディアだ。日々の取り組みと全く無縁の人たちによる発想だ。そして、まだ本当の問題については誰も気づいていないかもしれない。それはおそらく来シーズン、多くの選手たちはこれまでになかったほどの負傷に苦しむことになるだろうということだ。それが来シーズン中に起こらなくても、W杯やそれ以降に起こるだろう」と、出場した選手たちのフィットネスに与える影響が深刻になる可能性を危惧するとともに、警鐘を鳴らした。

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