浦和サポのおかげで「シアトルは盛り上がった」 鳴りやまぬ声援にFIFAスタッフ感嘆「信じられない」

浦和サポーターにFIFAスタッフが感嘆【写真:ロイター】
浦和サポーターにFIFAスタッフが感嘆【写真:ロイター】

浦和サポはクラブW杯に出場中

 浦和レッズは米国で開催中のクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場し、ワシントン州シアトルで開幕2試合を戦った。多くのサポーターが訪れてチームのために声を枯らした姿は、国際サッカー連盟(FIFA)のスタッフにも忘れられないものになったという。

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 シアトルでは、地元シアトル・サウンダーズが入ったグループリーグB組の試合と、浦和の入ったE組の試合が行われた。地元チームの試合日には大きな賑わいを見せたスタンドは5万人を超える観衆が集まった。

 FIFAのメディアオフィサーを務めるリチャード・ファン・プールフリート氏は、シアトルの試合日に「日本から来たなら、野球は分かる?」と話しかけてきて、「マリナーズでプレーしていたケン・グリフィー・ジュニアが今はカメラマンをしていて、下で写真を撮っているよ」と教えてくれるなど、フレンドリーな姿勢の人物だった。

 そして、浦和がシアトルでの2試合を終えてカリフォルニア州ロサンゼルスに移動する際、プールフリート氏は「信じられないよ、素晴らしかったよね」と、浦和サポーターが試合会場のルーメンフィールドへの入場前に、決起集会のようにしてチャントを歌う姿を撮影した動画を見せてくれた。

 そして「もし、君にとってこの大会で最大の思い出は何かと聞かれたら、これだと答えるよ。本当に信じられないし、忘れられないんだ」と嬉しそうに話していた。

 地元シアトルの試合日もスタジアムには歓声が響いたが、それはゴール前に攻め込んだ瞬間や際どいシュートがあった場合など、プレーへのリアクションとしてのものだった。試合中に鼓舞するような声援を止めない日本の応援スタイルは、少し異質に映るのかもしれない。

 プールフリート氏は「彼らのおかげでシアトルのゲームは盛り上がった。また、次の機会に会えるのを楽しみにしているよ」と話していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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