守護神が涙…勝利目前から「残酷な結果」 敗退決定で「このままでは日本に帰れない」

浦和の西川周作「思っている以上に、もっと上に行きたかったなと感じていた」
浦和レッズは現地時間6月21日にクラブ・ワールドカップ(W杯の)第2戦でインテル(イタリア)と対戦。先制点を挙げながら最後の最後で逆転される悔しい1-2での敗戦に、試合終了後のGK西川周作は涙も見せながら「思っている以上に、もっと上に行きたかったなと感じていたんだな」と、その思いを話した。
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立ち上がりから押し込まれる展開で迎えた浦和は前半11分、右サイドでボールを持ったMF金子拓郎がドリブルで切り込むと中央へラストパス。そこに入ってきたMF渡邊凌磨が右足シュートを放ち、相手にも当たったボールはゴール内に吸い込まれ浦和が先制点を奪った。その後もインテルに押し込まれるも、6バックになってでも浦和は耐えていく。前半19分にはラウタロにゴール前でヘディングシュートを放たれるもクロスバーに当たり救われた。このまま浦和は1点リードで前半を終えた。
後半も完全にインテルが押し込んで、浦和がペナルティーエリア付近で耐える時間が続いた。後半33分、左コーナーキックをニアサイドに走り込んできたラウタロが戻りながら右足アウトサイドのボレーで決める超絶テクニックを見せつけ同点ゴール。ついに浦和は同点ゴールを奪われてしまった。さらに、後半アディショナルタイムにゴール前のこぼれ球を、FWヴァレンティン・カルボーニに蹴り込まれて、1-2の逆転負けになった。
西川は終了後にユニフォームで涙をぬぐうような仕草を見せ「最後はみんなで守りきりたかったし、交代選手も含めてしっかり守る意識がみんなにあったので、最後の最後に決められてしまうのは、残酷な結果になってしまったなと感じています」と話した。
2023年に以前のフォーマットで行われたクラブW杯に出場した際、準決勝のマンチェスター・シティ(イングランド)戦も試合の大半を押し込まれた。ただし、0-3で敗れた当時とは違って今回は先制し、守り切れば勝利できるという希望を持って時間を過ごした。「みんなが頭の中で攻撃というよりも割り切りながら守れていたと思います」と話す西川だが、「内容は良かったけど、結果で負けているというのは世界との差だと思う。決めきってくるとか、そういった力はあるので、この経験は無駄にしてはいけないと思っています」と、悔しさを口にした。
この敗戦でグループリーグでの敗退が決まった浦和は、米ワシントン州シアトルからロサンゼルスに移動して第3戦のモンテレイ(メキシコ)戦に臨む。守護神は「このままでは日本に帰れないし、いい結果を求めて皆さんが来てくれている。しっかりモンテレイに勝って、日本に帰るっていうのが今、現在考えているところです。自分の中で思っている以上に、もっと上に行きたかったなと感じていたんだなというのは改めて思うので、この悔しさはまた自分を強くすると思ってやっていきたい」と、話していた。



















