18歳逸材が昇格→即大活躍も「まだまだ未完成」 指揮官も太鼓判を押す”日本の未来”「いい選手の証」

18歳の眞城美春がベストヤングプレーヤー賞を受賞
日本女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」は5月19日に東京都内で「2024-25 WEリーグアウォーズ」を実施した。ベストヤングプレーヤー賞には、2月に18歳の誕生日を迎えたばかりのMF眞城美春(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が選出された。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
2022年に15歳でU-17女子ワールドカップ(W杯)日本代表に選出されて試合にも出場していた眞城は、昨年には本来の年代でU-17女子W杯に出場してチームキャプテンを務めた。日本女子サッカーの将来を嘱望される才能は、下部組織メニーナの所属ながら2種登録選手としてWEリーグにも出場可能な登録をされていたが、今季に入って開幕戦から出場機会を掴んだ。
中央でのプレーを任せられ、リーグ戦で18試合に出場した。自身は「今シーズンがメニーナから昇格して1年目で、こんなに試合に絡めると思っていなかった。たくさんの刺激をもらい、代表にも選んでもらえて成長できた1年だったと思う」と話し、個人賞の受賞を「素直に嬉しい。この賞を取れたのは自分がミスしてもカバーしてくれる先輩や起用し続けてくれる監督、温かい声を掛けてくれるサポーター、色々な人の支えがあってこそだと思う」と喜んだ。
松田岳夫監督は眞城について「まだまだ未完成の部分も多く、可能性を感じる。攻守において、やりたがり。ここ最近の選手はプレーが大人しい選手が多いけど、中盤の選手はフィジカルはもちろん、相手の逆を取れるか、相手の嫌なプレーができるかがいい選手の証で、それが彼女には常にある。新しい発想をプレーで表現する良さがある」と評価する。だからこそ「トレーニングだけでは選手は上手くならない。期待の持てる選手の全員にチャンスは与えられないが、一番チャンスをあげたいと思う選手の1人だった」と、起用した理由を説明した。
今年に入って、なでしこジャパンの活動に追加招集されるなど期待はさらに膨らんでいる。それでも、自身は「まずはU-20女子代表で結果を出さないと上につながらないと思うので、目の前の試合で結果を出したい。若いからって理由で注目されていると思うけど、年齢抜きでもっと評価されるように頑張りたい」と、地に足のついた言葉を残した。
ベレーザとしてはWEリーグ開幕から4シーズン目での初優勝になった。来季以降に向け「ベレーザにしかない連携は負けたくないと思うし、過去に何度もリーグ優勝をしてきたプライドのあるチームなので、王座奪還というか、優勝ができて良かった。もっと相手を動かして、ボールを動かして、相手が疲れて動けなくなるくらいのサッカーをしたい。今後はMVPやベストイレブンも取りたい。そのためには結果にこだわりたい」と、さらなる成長と飛躍を誓っていた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)




















