スペイン紙が挙げる「バルセロナ放出候補3人」 タイトル獲得に貢献した主力の入れ替えも

売却すれば多額の移籍金

 マテューは2014シーズンにバルサに加入したものの、在籍3シーズン目となる今季も定位置をつかむことができず、ローテーション要員にとどまっているのが理由だ。2人目のトゥランに関しては昨冬から試合出場しているものの、中盤ではイニエスタやラキティッチを上回れず、現状はネイマールが務める3トップの左の控えにとどまっている。それでも同紙は売却すれば多額の移籍金が見込めるとしている。

 そして主力クラスではマスチェラーノの名前も挙がっているようだ。本来の主戦場はボランチながら、卓越した危機察知能力でピンチを防ぐ守備職人として最終ラインを統率してきた。リーダーシップにも価値があるとしているが、「バルサの選手としては最後の数週間になるかもしれない」と移籍の可能性に触れている。

 バルサは前線こそ「MSNトリオ」(リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマール)が得点を量産する一方で、最終ラインから中盤にかけてほころびが生じつつある。これまでタイトル獲得に貢献した選手たちを入れ替える決断を下して、新たなサイクルに入るのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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