香川が激白 もう1度輝きを取り戻すためにアジア杯ですべきこと

 

失った自信や勢いをアジア杯で再び手にすることができるか

 

 日本代表MF香川真司(ドルトムント)が10日、アジアカップオーストラリア大会を前にその胸に去来する様々な思いを激白した。

 12日の初戦パレスチナ戦の舞台となるニューキャッスルでの練習を終えた香川は、自身のキャリア再浮上のきっかけとなるかもしれない2度目のアジアカップに気持ちを高めていた。

「パレスチナのビデオはまだ見てないので、何とも言えないです。今日、明日でミーティングあるのかわからないですけど、そこでしっかりイメージを持てるようにしたい。昨日も開幕戦をやっていました。始まったなという気持ちになった。ちょっと見ました。モチベーションというか、コンディションは徐々に上がってきている。しっかり集中してやっていくだけです」

 この日のフットバレーでジャンピングボレーをした際に左肘から地面に落ちるアクシデントもあったが、コンディションの高まりに自信を浮かべた。

 香川は今季マンチェスター・ユナイテッドから古巣ドルトムントに復帰。復帰戦の9月のフライブルク戦ではいきなりゴールを決めるなど活躍したが、その後は次第に精彩を欠き、チームも2部降格圏に低迷した。香川自身もマンチェスター・Uに所属した昨季から思うように出場機会を得られない状況が続いており、不十分な試合勘とゲーム体力の欠如によって本来の躍動感を失っている。

 そんな香川は2つのリベンジを胸に秘めながら、代表合宿で懸命にコンディションを上げている。中村俊輔(横浜FM)から「背番号10」を継承して挑んだ前回のカタール大会では、決勝トーナメント初戦カタール戦の2得点以外沈黙し、不完全燃焼の結果に。昨年のブラジルワールドカップでも不発に終わった。

「4年前の悔しさというのはあります。ワールドカップが終わってから、代表での、あの悔しさというのもあります。こういう大会でしっかりと結果を残していきたいですし、それが自分に求められているもの。もちろん日本が成長する上でこういう大会で勝ち抜いてそういうところの強さをつけていけたらなと思います。

 ここで結果を残すことであったり、勝つことで、自信であったり、勢いもつくと思います。今、自分に必要なものですし、こういう状況を打開するのはやっぱり自分自身だと思う。結果で証明していくしかない。まずは代表が勝つことが大事ですし、そこで貢献できるようにやっていけたらと思います」

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