ハリルJ“長谷部代役”へ「誰が出るか分からない」 今野が「本能」の先制弾で強烈アピール

代表招集前の浦和戦でワンチャンスを生かして先制点をマーク

 ガンバ大阪の日本代表MF今野泰幸は、19日のJ1第4節浦和レッズ戦(1-1)でフル出場し、「本能です」とクロスに頭から飛び込んで先制ゴールを挙げた。そして日本代表の一員として挑むロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向け、「誰が出るか分からない。練習からアピールしたい」と闘志を燃やした。

 G大阪は浦和の攻撃に対して防戦が続いたが、今野がワンチャンスをモノにした。後半12分、同じく日本代表に選出されたMF倉田秋が中盤で前を向くと、ドリブルで一気に敵陣に切り込んだ。浦和の守備陣を引き付けて左サイドに展開し、DFオ・ジェソクのクロスに今野が飛び込む。ドンピシャのヘディングシュートがネットを揺らし、貴重な先制ゴールになった。

 「本能です」と切り出した今野は、「今のポジション(3ボランチの一角)では、チャンスになったらスプリントしてゴール前に飛び込むことを要求されている。その形で決められて良かった。ACL(15日の江蘇蘇寧戦/0-1)では外していましたからね」と、中国勢を相手に果敢にゴール前に飛び込んで放ったシュートがゴールポストに嫌われたシーンを思い返すように話した。

 その一方で、試合は後半アディショナルタイム突入直後にPKを与え、引き分けに終わった。今野は試合終盤には、足をつったオ・ジェソクに代わり左サイドバックに入っていたが、最後のところで守り切れず「チームとしてはまだまだ。だから追いつかれる。満足はしてません」と、悔しさを露わにした。

 

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