インテル長友、ベンチ要員のまま今季終了も チームが3バック導入で一層苦しい立場に

パンキナーロで終える悪夢のシナリオに現実味

 これまでのステファノ・ピオリ監督の起用法から、長友の序列はダンブロージオ、アンサルディよりも下で、3番手に位置づけられる。現状では、2人以上の負傷や出場停止などのアクシデントがない限り、長友はスタメンに昇格しない状況にある。

 インテルはイタリア杯敗退となり、UEFAヨーロッパリーグも敗退がすでに決まっている。そのため、残りのシーズンはリーグ戦しかなく、過密日程によるターンオーバーも起こりにくい。それだけ出場機会が巡ってくる可能性は低く、長友にとっては厳しい条件が揃っている。

 エンポリ戦でチームが好結果を残し、このまま3バックがシーズン後半戦の定番システムにもなり得る。そうなれば、長友がパンキナーロ(ベンチ要員)生活でシーズンを終えるという悪夢のシナリオも現実味を帯びてきそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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