インテル長友、ベンチ要員のまま今季終了も チームが3バック導入で一層苦しい立場に

12日のエンポリ戦でベンチスタートの長友、2試合連続出番なしに終わる

 インテルの日本代表DF長友佑都が、チーム内での立場が非常に苦しい状況であることが浮き彫りになっている。

 12日のエンポリ戦でベンチスタートとなった長友は、2試合連続の出番なしで試合を終えた。インテル加入以来、熾烈なポジション争いを繰り広げてきたが、現在のそれはこれまでと大きく事情が変化した感がある。

 その主な要因は、5日のユベントス戦で導入された3バックシステムをエンポリ戦でも継続し、2-0の勝利を収めたことだ。3バックの導入により、ウイングバックのポジションは左右に1人ずつとなったが、ユベントス戦、エンポリ戦ともに右にMFアントニオ・カンドレーバ、左にDFダニーロ・ダンブロージオが起用された。そして、エンポリ戦では前半のうちに腹部に負傷があったダンブロージオに代えて、後半からDFクリスティアン・アンサルディが起用されている。

 4バックで戦っていた当時、左右をこなせる選手がダンブロージオと長友だったため、左サイド専門のアンサルディ、DFダビデ・サントンとのポジションを両サイドで争っていた。しかし3バックに移行し、右のカンドレーバはイタリア代表でもレギュラーで活躍し、インテルでも不動の存在であるため、実質的には左のウイングバックを4人で争う状況になってしまった。

 

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