古橋亨梧は「小柄だが強い」 セルティックOBが宿敵レンジャーズ戦のキーマンに指名
クリーニー氏は古橋を「危険な男」と評価
スコットランド1部セルティックは、現在スコティッシュ・プレミアシップで暫定首位に立っている。1試合消化の少ないレンジャーズとの勝ち点差は「1」だが、4月7日には直接対決も控えており、3連覇も十分に狙える状況にある。そうしたなか、元セルティックのFWジェリー・クリーニー氏は、FW古橋亨梧がセルティックの鍵を握る存在になると考えているようだ。セルティック専門メディア「67Hail Hail」が報じている。
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今シーズンのセルティックは、アンジェ・ポステコグルー監督が去り、ブレンダン・ロジャーズ氏が監督に就任。昨季までの圧倒的な強さを見せることはできていないが、リーグ戦ではライバルのレンジャーズと優勝争いを繰り広げている。
昨季のリーグ得点王でありMVPでもある古橋は、ここ2シーズンほどのペースでゴールを挙げることはできていない。それでもチーム内最多得点者であり、今季のレンジャーズ戦では2試合で決勝ゴールを挙げる活躍を見せている。直近のスコティッシュカップ準々決勝リビングストン戦(4-2)、リーグ第30節セント・ジョンストン戦(3-1)の2試合では計2得点1アシストを記録して「キレがあり、相手にとって危険だった」と、復調も伝えられている。
クリーニー氏は古橋について「彼は違いを作る存在になり得る。だが、それはゴールに関してだけじゃない。彼は見ていて非常に印象的だ。ターンするスピード、鋭さは彼がやろうとしていること、つまり得点を挙げることに直結する。彼は小柄だが強い。彼の周りには、彼のスピードとキレを生かせるボールを供給できる選手がいると信じている。より大きなプレッシャーにさらされると、さまざまな側面や特性が見えてくる。そうした状況になったとしても、セルティックの選手たちは十分に耐えられると私は確信している」とし、「特にキョウゴについては、レンジャーズは間違いなく危険な男だと警戒するだろう」と、語っている。
記事では、「キョウゴは過去2シーズン、レンジャーズを間違いなく恐怖に陥れてきた。11試合で29歳は6勝2分け3敗となっているが、7得点に絡んでいる。最初のシーズンはハムストリングスの負傷でダービーの出場を逃したが、3冠を達成した2022-23シーズンにセルティックのストライカーはレンジャーズとの戦いに挑んだ」とし、古橋のレンジャーズ戦における強さを振り返っている。
スコットランドに渡ってから、最も難しいシーズンを過ごしている古橋だが、得意とするレンジャーズとの大一番で活躍を見せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)