セルティック古橋の“不調説”真っ向否定「本当に危険だ」…昨季比ゴール数減もOB主張
セルティックOBクリーニー氏、古橋のパフォーマンスに見解
スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧は今季リーグ戦30試合で10得点を決めている。27ゴールで得点王に輝いた昨季との比較で不調を指摘する声もあるなかで、セルティックOBのジェリー・クリーニー氏は「キョウゴは調子を落としていない。彼は本当に危険な男だ」と語り、4月に予定されている宿敵レンジャーズとの「オールド・ファーム」での活躍に太鼓判を押した。
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古橋は昨季、アンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)が率いたセルティックの国内3冠達成に大きく貢献。得点王とMVPにも輝き、押しも押されもせぬチームのエースとして評価を確立していた。
しかし、ブレンダン・ロジャーズ監督が就任した今季は得点ペースが思うように上がらず、一時はスタメンからも外れた。直近の公式戦2試合は連続でゴールを決めるなど復調の兆しを見せているが、驚異的だった昨季との比較で不調と指摘されることは避けられなかった。
そうしたなか、現役時代にはセルティックでも活躍したスコットランド人FWのクリーニー氏は「キョウゴは振り返り、ロジャーズから多くのことを学ぶだろう。彼はこれまでとは違うスタイルに取り組んでいる。新しい監督が来れば、どうしてもスタイルは変わる。システムが変われば、ストライカーは適応しなければならない。彼はおそらく、今までのようなスピードのあるサポートを受けることができていない。よりオーソドックスなチャンスは与えられているが、それが常にマッチするとは限らない」と古橋の現状について語った。
クリーニー氏は古橋がロジャーズ監督の就任による変化への適応に時間を要しているものの「キョウゴは本当に調子を崩しているわけではない」と主張。セルティックは4月7日に優勝を争うレンジャーズとの直接対決を控えているなかで、同氏は「キョウゴはレンジャーズのバックラインに問題を引き起こすことは間違いない。彼は本当に危険な男だ」と古橋への信頼を強調していた。
苦しいシーズンを過ごす古橋だが、ロジャーズ監督が志向するスタイルに完全に適応し、今季もチームにタイトルをもたらす活躍を見せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)