エース古橋亨梧、絶対的地位に“異変”? 英メディア指摘「監督はステップアップ求めた」

セルティックでプレーする古橋亨梧【写真:Getty Images】
セルティックでプレーする古橋亨梧【写真:Getty Images】

ここ2シーズンに比べ得点数減、先発の座はライバルに…

 スコットランド1部セルティックに所属するFW古橋亨梧は、エースとして昨季までのクラブのスコティッシュ・プレミアシップ2連覇に大きく貢献してきた。しかし、今季は過去2シーズンの得点力を見せられていない。クラブもライバルのレンジャーズに次ぐ2位となっているなか、ブレンダン・ロジャーズ監督は古橋にさらなる成長を求めた。英メディア「Edinburgh Evening News」が報じている。

 古橋は昨季までセルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督の下、クラブの絶対的エースとして前線を牽引。2021-22シーズンは公式戦33試合で20得点、翌シーズンは公式戦50試合で34得点を挙げてきたが、今季はリーグ戦29試合9得点にとどまっている。冬の移籍市場でセルティックはアイルランド代表FWアダム・イダを英2部ノリッジからレンタル移籍で獲得。現在はイダに先発の座を奪われる状況になっている。

 ロジャーズ監督は、現在の古橋に物足りなさを感じているようだ。「私が初めてここで指揮を執った時、リー・グリフィスが前の年に40得点を挙げていた。人々は彼がセルティックの先発イレブンに入らないことを想像できなかった。だが、私にとっては常にチームが最優先であり、1人の選手が先に来ることは絶対にない。これはキョウゴも成長しなければいけないということだ。

 彼はここでとても重要な役割を担っている。この2年間、素晴らしかった。だが、その時に私はいなかった。私は自分が今見ているものでしか判断ができない。そして、良いパフォーマンスができていないのであれば、セルティックは別の選手が出てこないといけないクラブだ。最も大きなクラブは、競争がなければいけない。それがなければ、苦しむことになる。だが、キョウゴは今も私たちにとって、とても重要な選手だ」と、コメントをしている。

 この発言を受けて、「Edinburgh Evening News」では「ロジャーズ監督はセルティックのスター選手である古橋亨梧に『ステップアップ』を求めた」と指摘。古橋がベンチスタートとなった3月3日のハーツ戦に0-2で敗れたセルティックだが、これまで「ラーション以来、最高の補強」と言われていた古橋は、自身の価値を再証明できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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