元なでしこ岩渕が驚き「自分にはない」 20歳新鋭ポテンシャルに感嘆「明るい未来ある」

右サイドでスタメン出場の藤野あおば【写真:ロイター】
右サイドでスタメン出場の藤野あおば【写真:ロイター】

北朝鮮とのパリ五輪最終予選第2戦が開催

 なでしこジャパン(日本女子代表)は2月28日、パリ五輪アジア最終予選・第2戦で北朝鮮と対戦した。前半25分にDF高橋はなのゴールで先制した日本は、20歳のMF藤野あおばが先発出場。2011年の女子ワールドカップの優勝メンバーでもある元なでしこジャパンのMF岩渕真奈は、藤野に対して「自分にはなかった」ものを持っていると評価した。

 スピードのあるドリブルや距離のある位置からでもゴールを狙えるシュート力を持つ万能なアタッカーである藤野は、19歳で臨んだ昨年の女子W杯ではコスタリカ戦(2-0)で日本人史上最年少ゴールを記録した。なでしこジャパンの主力となっている藤野は、北朝鮮との第2戦でも先発出場して相手の脅威となっている。

 十文字高を経由しているものの日テレ・メニーナから、日テレ・東京ヴェルディベレーザに昇格した。同じ日テレ育ちの藤野について、岩渕は「なんでもできる選手なので、非常に明るい未来があるんだろうなと想像できる選手。それに加えて、本当に負けん気が強いのが、藤野選手の良いところだと思います」と、コメントした。

 さらに「それでいて、まだ20歳なのに、本当に『(この試合に)なでしこジャパンの未来がかかっている』と口に出して言えるあたりは、しっかりとした芯を持っていて、自分にはなかった部分だなと思いました」と、語った。岩渕も2011年にドイツで開催された女子W杯の際は、チーム最年少選手として優勝に貢献したが、20歳ながらピッチ内だけではなく、日本女子サッカー界の今後を考えた発言もしている藤野に、一目を置いているようだ。

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