なでしこにも脅威? 国立で異彩を放つ“赤の集団”、北朝鮮の3000人超応援団が圧巻の存在感

北朝鮮女子代表の選手たち【写真:ロイター】
北朝鮮女子代表の選手たち【写真:ロイター】

JFAはアウェーゴール裏スタンドのチケットが3000枚販売と発表

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、2月28日に国立競技場で行われるパリ五輪アジア最終予選の北朝鮮との第2戦に臨む。その国立競技場のアウェー側ゴール裏スタンドは、一角が完全に赤く染まり北朝鮮の大応援団が統率の取れた声援を送っている。

 この最終予選は4チームが2チームずつに分かれ、日本は北朝鮮とのホーム&アウェーでの対戦になった。しかし、初戦に北朝鮮のホームで行われる予定だった試合は開催地の問題で二転三転し、アジアサッカー連盟(AFC)も介入する中で2月21日にサウジアラビアのジッダで中立地開催されることが正式決定。厳しい移動や寒暖差への対応も強いられた24日の試合を0-0で引き分け、この国立競技場でのリターンマッチに臨む。

 その一戦に向け、日本サッカー協会(JFA)は北朝鮮チームを応援するアウェー側ゴール裏スタンドのチケットが3000枚販売されているとしていた。そのエリアには赤いウェアを身に着け、北朝鮮の国旗や応援用のスティックバルーンを使用した大応援団が、ウォーミングアップの時点から統率の取れた応援を行っている。

 JFAの発表では日本を応援するゴール裏スタンドのチケット販売は3000枚を超えたとしているが、人口密度が高い赤のエリアはスタジアムの中で異彩を放つ。試合中もここから北朝鮮チームへの大声援が送られるのは間違いなさそうだ。

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