横浜FMの松原健、“諦めない心”で沈めた劇的弾 ACLのタックルは反省「結果を出していくしか」

決勝ゴールを決めた松原健【写真:徳原隆元】
決勝ゴールを決めた松原健【写真:徳原隆元】

試合終盤に立て続けゴールで逆転勝利

 横浜F・マリノスは2月25日にJ1リーグの開幕戦で東京ヴェルディと国立競技場で対戦。0-1のビハインドで試合終盤を迎える中、後半44分からの連続ゴールで2-1の逆転勝ちを収めた。決勝ゴールのDF松原健は「枠に行けば何かが起こるんじゃないかというゴールだった」と話した。

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 横浜FMは前半7分に相手MF山田楓喜の鮮やかなフリーキックで先制を許すと、その後も苦しい試合展開になった。それでも後半40分過ぎに右からのクロスをファーで折り返したところに相手のハンドでPKを獲得。これをFWアンデルソン・ロペスが決めて後半44分の同点ゴールとすると、後半アディショナルタイムには右サイドの崩しから松原が左足で巻き込むようなシュートで決勝ゴールを奪った。

 松原はシュートについて「上手く自分のところにボールが戻ってきて、左足のいい位置に置けた。クロスより打って終わる方が良いと思ったので、ふかさないように、枠に行けば何かが起こるんじゃないかというゴールだった」と振り返った。

 また、試合展開については「自分たちの展開に持ち込めなかった反省すべきことはあったけど、最後まで何が起こるか分からないのがサッカー。そこで諦めない気持ちが出てきたのが良かったところ。気持ちもそうだし、途中から入ってきた選手がギアを変えてくれた。相手が疲れてきたのも間違いなくあると思う。前から来ていたのが、途中からステイするようになった。それで押し込む時間が長くなったのはあると思う」とも話した。

 今季の公式戦がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦からスタートしていた横浜FMだが、バンコク・ユナイテッド(タイ)との初戦で松原は試合終了間際に危険なタックルで一発退場に。ACLでは2試合出場停止となり、21日の第2戦は出場できなかった。松原は「チームのみなさん、ファン・サポーターのみなさんに迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ないと思う。その中でもプレーできるチャンスを与えてもらったので、そこで結果を出していくしかない」と話す。

 自身で「年イチ」と笑うシュートで勝利を引き寄せたサイドバックは「2024年の開幕、みなさん楽しみにしていたゲームの1つだと思う。内容に不十分なところはあるけど、そういう試合でも取りこぼさないのが大事になると思う。この1点、この勝ち点3があったから優勝できたと言ってもらえるように、チーム一丸でやっていきたい」と、今後の長いリーグ戦を見据えていた。

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