神戸・永井SDが号泣…齊藤未月の獲得に感慨 「足がとんでもない状態に」「頭が下がる」

神戸の齊藤未月【写真:Getty Images】
神戸の齊藤未月【写真:Getty Images】

完全移籍加入を発表し、会見を実施

 J1ヴィッセル神戸は1月12日、MF齊藤未月の完全移籍加入を発表し、会見を実施した。永井秀樹スポーツダイレクター(SD)は昨年、全治約1年の重傷を負った齊藤の人間性を称賛。感極まる場面もあった。

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 25歳の齊藤は、一昨季に湘南からガンバ大阪へ期限付き移籍し、契約満了となったなかで、昨季は神戸でプレー。力強いボール奪取を武器に、中盤の主力に定着した。

 守備を安定させる貴重な戦力となりながら、昨年8月19日の柏レイソル戦(1-1)で左膝や足の靱帯など複数箇所を負傷する大怪我に見舞われ、全治約1年の重傷でシーズンを棒に振った。

 チームが悲願のJ1初制覇へ突き進む姿を、齊藤はピッチ外から眺める状況に見舞われた。現在も怪我の完治に励むなかで、永井SDは辛い状況に置かれても、前向きな姿を見せ続けた齊藤の人間性に触れ、涙ぐむ場面もあった。

「ミツキの人間性というところは頭が下がるというか、あれだけの大怪我をしたあとに、社長と自分と病院に行った時に彼は笑っているんですね。足がとんでもない状態になっている、ドクターに訊いてもこの痛みに耐えられる人はいないと。凄い男だと思います」

 さらに「改めてですけどミツキを獲得する時にとにかく面構えがいいねっていう話をしたんですけど、人間的な素晴らしさっていうのは、生まれ変わったら見習いたいくらい。素晴らしい人間だなと思います」と、完全移籍で獲得したMFを手放しで称えた。

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