インテル10番を巡り中国人オーナーが江蘇蘇寧への“人事異動”を画策 セビージャとの奇妙な争奪戦に

年俸10億円を用意も本人は中国行きを拒否

 蘇寧グループは、江蘇蘇寧へ移籍させる場合はヨベティッチの買い取り義務に伴って生じるシティへの150万ユーロの支払いを負担し、さらに本人には年俸800万ユーロ(約10億円)を提示。なんとしても中国へ“人事異動”させたい構えを見せているという。さらに、同じ中国の北京国安もヨベティッチの動向を注視しており、オファーを投じる用意をしているとも報じられている。

 一方のヨベティッチは、高額年俸に関係なく中国行きを拒否しているという。ヨベティッチはセビージャでチームの主役になるチャンスを求め、セビージャ行きが成立するように懸命な働きかけをしているという。

 インテルに資本を投下しながら、江蘇蘇寧へ選手を移籍させるという蘇寧グループの野望は、今のところ達成されていない。果たして、ヨベティッチを巡る争奪戦はどのような決着を見せるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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