“オシム・チルドレン”の羽生が10年ぶりにJ2千葉に復帰! 「ジェフの遺伝子が自分には存在する」

「最後の一年になるかもしれない決意で…」

「FC東京に在籍していれば、新シーズンにも最年長選手としての居心地の良い居場所があり、試合に出ても出なくても今まで通り優しくしてくれるファン・サポーターのみなさんがいる。そんな一年を過ごした後に引退。楽だろうけれど、何かが違う。そう思いました。

 37歳になった僕のチャレンジは決して平坦なものではないし、この移籍に対してポジティブな声ばかりではないけれど、それもすべてひっくるめてのチャレンジです。プロの世界は、自分で道を切り拓き、自分で歴史を作っていかなければならないところだと思います。最後の一年になるかもしれないという決意で臨む僕の戦いは、本当に本当の集大成であり、『もう走れない!』と思うくらいにきちんと出し切りたいと思います」

 並々ならぬ決意で移籍を決断したことをFC東京の公式サイトで明かした羽生は、10年ぶりの古巣復帰を果たした千葉の公式サイトで、以下のように決意表明をしている。

「私がジェフを2007年シーズンをもって離れてからも、ジェフにはジェフの歴史があり、私自身は37歳になりました。このような状況での移籍は、ポジティブな声だけではないと思います。私自身もこの話を頂いた時に、今のジェフのために自分に何ができるのか、自問自答を繰り返し、すぐに答えを出すことはできませんでした。

 ただ、最後は、自分がこの1年、ジェフの昇格のために、強烈な努力をしていければ、安易な考えで戻って来たわけではない事、そして、ジェフの遺伝子が自分には存在する事を示せると思い、その全てが自分自身の最後のチャレンジ、最後の野心にふさわしいと考えました。常に昇格へのこだわりを持ち、自分の今までの全てをぶつけさせて頂きます」

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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