「中村俊輔を超えた」 エース古橋の“美軌道ミドル弾”を海外絶賛…6万人熱狂の一撃に喝采「美しい」

古橋亨梧が左足ミドル弾が決勝ゴールに【写真:ロイター】
古橋亨梧が左足ミドル弾が決勝ゴールに【写真:ロイター】

宿敵レンジャーズ戦で今季8点目マーク、セルティック2-1勝利に貢献

 スコットランド1部セルティックは現地時間12月30日、スコティッシュ・プレミアシップ第21節で宿敵レンジャーズとの一戦に臨み、2-1で勝利した。先発出場した日本代表FW古橋亨梧は今季8点目をマーク。大観衆を沸かせた鮮やかな一撃が反響を呼び、海外記者からは賛辞が相次いでいる。

 同じグラスゴーを本拠地とするレンジャーズとの伝統の一戦「オールド・ファーム」で、古橋が魅せた。MFパウロ・ベルナルドの先制ゴールでセルティックが1-0とリードして迎えた後半2分、敵陣中央でMFマット・オライリーからのパスを受けると左に持ち出し、迷わず左足を振り抜いた。

 相手DF2人の間を抜けたシュートは、鮮やかな軌道を描きながらゴール右上へ。相手GKジャック・バトランドが伸ばした手の上を行く一撃を突き刺すと、6万人収容のホームスタジアムを埋めた現地ファンが熱狂。終盤に1点を返されたため今季リーグ8点目は、この試合の決勝ゴールとなった。

 レンジャーズとの一戦で古橋は滅法強く、「オールド・ファーム」で自身7ゴール目。この試合で決めた圧巻の一撃は反響を呼び、アルゼンチンのジャーナリスト・フアン・パブロ・バルスキー記者は自身のX(旧ツイッター)上で「美しい左足」と、完璧なミドル弾を称えた。

 さらにトルコ人のエリム・デレリ記者もX上に「古橋の影響力は今や中村俊輔を超えたと思う」とポスト。かつてセルティックで活躍した日本人“レジェンド”が誇った魔法の左足を引き合いに最大級の賛辞が寄せられるなど、特大のインパクトを与えたことを物語っていた。

 昨季はスコットランドリーグMVPと得点王(27得点)に輝くなど充実のシーズンを送った古橋。今季リーグ戦では5試合ゴールから遠ざかった時期もあったが、セルティックのエースとしてここぞで輝いた。来年1月のアジアカップ招集に向けても価値ある一発と言えそうだ。

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