前半2ゴールの上田綺世は「規格外」 日本代表OBが称賛「DF3人いても可能性を感じる」

元日本代表FW李忠成がSNSで上田に言及【写真:徳原隆元】
元日本代表FW李忠成がSNSで上田に言及【写真:徳原隆元】

元日本代表FW李忠成がSNSで言及

 森保一監督率いる日本代表は11月21日、サウジアラビア・ジッダで行われた北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第2戦でシリア代表と対戦。MF久保建英が先制ゴールを奪い、FW上田綺世が2得点して3-0のリードでハーフタイムを迎えた。元日本代表FW李忠成は上田を「規格外」と称賛している。

 立ち上がりから敵陣でゲームを進める日本は前半6分、久保のスルーパスをペナルティーエリア内で受けた上田が角度のないところから右足シュート。相手GKにセーブされたものの、相手ゴールを脅かすスタートになった。押し込んでいる展開の中で前半24分にはコーナーキックからニアでMF守田英正がコースを変えたあとに上田がヘディングで狙ったが、こぼれ球も含め押し込めず。上田のシュートの時点で相手GKと近接していたFW浅野拓磨がオフサイドとなって先制のチャンスを逸した。

 そうしたなかで迎えた前半32分、右サイドから組み立てて完全に押し込んだあとに相手の最終ラインの前でボールを受けた久保が、中央に持ち出して左足ミドル。これがニアサイドに突き刺さって日本が先制点を奪った。さらに同37分、攻撃参加したDF伊藤洋輝のクロスをファーサイドでMF伊東純也が折り返し、中央の上田が蹴り込んで2次予選2試合連続ゴールとなる2点目。同40分には右サイドからパスワークで侵入し、伊東のラストパスを上田が押し込んで3-0とリードを広げて前半を終えた。

 今季限りでの現役引退を表明している李忠成はインスタグラムのライブ配信で森保ジャパンの戦いに言及。前半27分、上田が敵陣ペナルティーエリア内でサイドからのクロスを胸トラップをしてシュートを打とうとしたシーンに着目し、「ペナルティーエリア内で胸トラップしようとする。僕だったらヘディングしてしまう。上田選手は考え方が規格外。サイズはそれほどでもないけど、発想が凄い」と脱帽。それ以外のプレーに関しても、「上田選手はDF3人いても可能性を感じる。小さくても上手い」と絶賛していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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