なでしこジャパン、パリ五輪アジア最終予選へ進出! ベトナムを2-0撃破…無失点の3連勝で来年2月の決戦へ

なでしこジャパンはベトナム代表と対戦【写真:ロイター】
なでしこジャパンはベトナム代表と対戦【写真:ロイター】

インド、ウズベキスタン、ベトナムを下し3連勝で最終予選へ

 なでしこジャパン(日本女子代表)は11月1日に行われたパリ五輪アジア2次予選の最終戦でベトナムと対戦し、2-0の勝利を収めた。これにより来年2月の最終予選へ進出を決めている。

 今年の女子ワールドカップ(W杯)で8強に入った日本は、2年連続となる国際主要大会に向けたアジア予選の戦いをスタート。アジア全体で2枠という狭き門に向け、ウズベキスタンで集中開催される2次予選C組で日本はインド、ウズベキスタン、ベトナムと対戦。普段はヨーロッパでプレーし、直前合流となった選手たちもいる状況で、段階的に選手を入れ替えながら戦った。この最終戦では女子W杯で出場時間の長かった選手が多くスタメンに入った。

 女子W杯に出場して強豪を相手に粘り強く戦っていたベトナムは、このゲームでも日本の攻撃に対して守備力を見せた。なかなか決定機を作り出せなかった日本だが前半40分、敵陣でボールを奪うと前線で受けたFW千葉玲海菜、FW宮澤ひなたとパスがつながり、GKを引き付けて宮澤が出したパスにDF清水梨紗が走り込んでゴール。敵陣での連動性が光り、チームに落ち着きを与える1点を奪って前半を終えた。

 後半に向け池田太監督はDF三宅史織とDF守屋都弥を送り込み、右サイドバックだった清水をセンターバック、左サイドバックだったDF遠藤純を右ウイングにシフト。すると後半8分、変化をつけたコーナーキックからのこぼれ球を守屋が押し込んで2-0とリードを広げた。

 後半23分には、先日のアジア大会で台頭したMF中嶋淑乃を主将のMF熊谷紗希に代えて投入。すぐに決定機を導く左足クロスを入れ、他にも2人をドリブル突破していく場面を見せるなど持ち味を発揮した。追加点こそ奪えなかったが敵陣でゲームを安定させた日本はこのまま勝利し、3連勝での2次予選突破を決めた。

 2次予選は3組に分かれて実施され、各組首位と2位のうち最も成績の良かった4チームが来年2月の最終予選に進む。2チームずつ組み合わせてホーム&アウェーで行う最終予選は、2位通過のチームが出た組によって対戦カードが決まるため、日本の対戦相手決定はこの後に試合が終わる各組の最終戦次第となった。

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