“常勝軍団”鹿島が世界大会デビューへ! 国内18冠の勝負強さで「下剋上」の再現を狙う

鹿島が年間3位から7年ぶりのJ制覇 初のFIFAクラブワールドカップ出場を勝ち取る

 12月8日に開幕が迫ったFIFAクラブワールドカップの最後の切符を手にしたのは、開催国のJリーグを制した鹿島アントラーズだった。すでに6大陸王者が出揃い、残すは開催国代表のJリーグチャンピオンの決定を待つばかりとなっていたが、11月29日と12月3日に行われたJリーグチャンピオンシップ(CS)決勝で浦和レッズを破った鹿島が、世界との戦いに挑むことになった。

 鹿島は国内最多となる主要タイトル18回の優勝を誇るJリーグきっての強豪だが、FIFAクラブワールドカップへの出場は意外にも初めてだ。2007年から09年まで3連覇を飾っているが、07年は浦和、08年はガンバ大阪がAFCチャンピオンズリーグを制したため、Jリーグ優勝チームに開催国枠が回ってこなかった。翌09年はUAE開催と、少し間が悪かったと言えるのかもしれない。そして今年、7年ぶりのJリーグ王者に返り咲いたことで、FIFAクラブワールドカップを戦う権利を得た。

 今季ファーストステージを制した鹿島だが、セカンドステージは単体で見れば11位と低迷。年間リーグ成績3位でチャンピオンシップに進出した。しかし、そこでは同2位の川崎フロンターレを準決勝で1-0と破り、決勝では同1位の浦和と2戦合計2-2で並ぶもアウェーゴール数で上回り優勝を勝ち取った。

 その特徴は、なんといってもトーナメントでの強さだと言えるだろう。リーグタイトルこそ8年間遠ざかっていたが、その間にリーグカップを3回、天皇杯を1回制している。負ければ終わりのトーナメント戦でこそ、鹿島の勝負強さの真骨頂が現れる。

 

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