16年Jリーグ全56チーム「1試合平均観客数ランキング」 J3最高位は大分、J2の札幌や松本がJ1勢に対抗

名古屋は意外にも一桁、2万人超えは6チーム

 今季J2初挑戦の山口は26位と上々の位置につけた。パスサッカーで観る者を惹きつけ、J1昇格経験のある山形や京都を上回った。一方、J3最高位は大分で、同カテゴリー内では2位の長野(5018人)に約2700人もの差をつけており、人気の高さを裏付ける。

 J1昇格を果たした清水は序盤戦に苦戦を強いられたものの、徐々に調子を取り戻したのと連動するように客足も安定。J2のトップ2は札幌と松本。前者は好調をキープして注目を集め、最終的にリーグ優勝を飾った。松本も安定した動員力を見せつけており、この2チームはJ1の6チームよりも観客数が上回った。

 J1勢で最下位に沈んだのは柏。年間勝ち点8位と上々の成績ながら、思ったほど観客は増えず、J2勢にのみこまれる形となった。昨季のJリーグ王者・広島は今季の観客数が振るわず、11位に終わっている。また、無念のJ2降格となった名古屋だが観客数では8位にランクイン。サポーターの後押しを受けていたが、肝心の成績がついてこなかった。

2万人を超えたのは新潟、川崎、横浜FM、FC東京、G大阪、浦和の6チームのみ。川崎は昨季の2万999人より約1100人増加したが、躍進も後押しした結果だろう。今季から市立吹田サッカースタジアム(3万9694人)を使用し始めたG大阪が2位に食い込んだなか、断トツは浦和。唯一、3万台に乗せており、シーズン成績はCSを終えて最終的に2位となったが、その動員力は文句なしのナンバーワンだった。

30-1 (2)

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▼チーム編

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【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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