PSG、日本ツアー初戦はC・ロナウド擁するアル・ナスルに0-0ドロー ネイマールはベンチスタートで出場なし

PSG対アル・ナスルはスコアレスで試合終了【写真:徳原隆元】
PSG対アル・ナスルはスコアレスで試合終了【写真:徳原隆元】

両チームとも決め手を欠く

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は7月25日、日本ツアーの初戦でサウジアラビア1部アル・ナスルとヤンマースタジアム長居で対戦。両チームとも決め手を欠いて0-0で試合を終えた。

 PSGはブラジル代表FWネイマールがベンチスタートで、去就問題に揺れているフランス代表FWキリアン・ムバッペは日本への遠征メンバーに入っていない。ルイス・エンリケ新監督はスペイン1部レアル・マドリードから移籍加入のスペイン代表FWマルコ・アセンシオや同MFカルロス・ソレールのほか、MFノア・レミナやMFシェール・ンドゥールといった18歳の選手2人をスタメンに送り込んだ。

 一方のアル・ナスルは世界的スターのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや、昨季イタリア1部セリエA優勝のインテルから加入のクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチや、中国の広州恒大(当時名称)時代にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でもプレーしたブラジル人FWタリスカらがスタメンに名を連ねた。

 立ち上がりはPSGがボール支配率を高めたものの、ブロックを作って構えるアル・ナスルに有効なビルドアップができる場面は少なかった。徐々にアル・ナスルが中盤で奪ったボールから攻撃に出る形を増やしたが、こちらもゴール前へのラストパスに精度を欠いてロナウドやタリスカがシュートを放つような場面にはつなげられなかった。

 前半22分にPSGは中盤でのボールカットからショートカウンターを仕掛け、レミナが抜け出したもののGKとの1対1をナワフ・アルアキディがセーブ。先制点とはならなかった。一方のアル・ナスルは前半39分にロナウドがペナルティーエリア内でクロスに合わせるも、GKジャンルイジ・ドンナルンマが至近距離のシュートをセーブ。前半はこのまま0-0で終了した。

 後半も互いにゴール前へ迫る意欲を見せるものの、決定機には至らず時間が進んだ。PSGは後半15分前後で選手を大きく入れ替え、ブラジル代表DFマルキーニョスやイタリア代表MFマルコ・ベラッティがピッチへ。一方のアル・ナスルは後半21分でロナウドを交代させた。

 ロナウドが下がって前線のポイントを失ったアル・ナスルに対し、PSGが押し込む時間を長くした。しかし、PSGもまたFWイシュマエル・ガブリが放ったペナルティーエリア内でのシュートがアルアキディに阻まれるなどゴールにはつながらず。後半35分にレミナが鋭く切り込んだドリブルがファウルで止められた場面もわずかにペナルティーエリアの外でPKにはならず、決め手を欠いた両チームはこのままスコアレスドローで終えた。

 来日中の両チームは今後、アル・ナスルは27日にインテルと対戦。PSGは28日にセレッソ大阪、8月1日にインテルと日本国内で対戦する予定になっている。

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