三笘を彷彿? 「WEリーグのNo.1ドリブラー」に脚光…芸術的ミドルも披露「ワールドカップで見てみたい」

広島レジーナでプレーするMF中嶋淑乃【写真:Getty Images】
広島レジーナでプレーするMF中嶋淑乃【写真:Getty Images】

今シーズンのWEリーグ優秀選手賞にも選出

 日本初の女子プロサッカー「WEリーグ」で、優秀選手賞にも選出されたサンフレッチェ広島レジーナ(広島R)FW中嶋淑乃に脚光が集まっている。FIFA女子ワールドカップ(W杯)2023に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)の発表も6月13日に控えたなか、「WEリーグの三笘と謳われるNo.1ドリブラー」としてクラブも太鼓判を押した。

 現在23歳の中嶋は、オルカ鴨川FCに在籍していた20年になでしこリーグ2部の得点王(11ゴール)に輝く。翌年広島Rに完全移籍し、WEリーグ発足の初年度は20試合3ゴールを記録。今シーズンは7ゴールをマークし、リーグの優秀選手賞にも輝いた。

 22年になでしこジャパンにも初選出された中嶋は、男子日本代表のMF三笘薫を参考にしていると語るドリブルを武器に躍動。最終節のノジマステラ神奈川相模原戦では、30メートルを超える位置から豪快なミドルを決めるなど、多彩な才能をさらに伸ばしている。

 広島Rの公式ツイッターでそのシーンがプレイバックされると、ファンから「芸術的」「こんなシュートも持っていたんだ」「代表入って」「代表呼んでくれますよね」と、W杯メンバー選出へ期待の声もあがった。

 さらに、クラブ公式YouTubeチャンネルでは得意のドリブルシーンにも脚光を当てている。「【プレー集】WEリーグNo.1ドリブラー!圧巻のプレーで中嶋淑乃選手がサンフレッチェ広島レジーナを勝利へ導く!」と題した動画では、スピードを生かしたドリブルでのチャンスメイクシーンを盛りだくさんで紹介。「いろんなプレーを選択できる賢さと技術力もある」「ワールドカップで見てみたい」「新しい風を吹かせる選手」とこちらも反響を呼んでいる。

 自身のスタイルを確立し、成長も著しい中嶋。期待のアタッカーは、W杯を戦うなでしこの一員として名前を呼ばれるのだろうか。

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