ミラン番記者が凋落の“10番”本田に移籍勧告 右ウイングの「二番手としての地位さえも危うい」

地元紙記者が本田の厳しい現実を指摘 「もう一度チャンスを得られるか分からない」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、今季のリーグ戦先発出場がわずか1試合と完全なベンチ要員となっている。今季限りで契約満了となる背番号10について、地元の番記者は「もう一度チャンスを得られるか分からない」「二番手としての地位さえも危うい」と厳しい見解を示し、今季ベンチで飼い殺しになる危険性を挙げている。

「今季のミランには、彼のプレーチャンスはあまりない。パレルモ戦でもニアングが試合に出られない時に、モンテッラ監督は本田ではなく違う選択を下した。ボナベントゥーラを前にシフトして起用することを選択した。そして中盤で、パシャリッチをデビューさせた。モンテッラ監督は、本田をあまり高く評価していない。(先発した)ジェノア戦で本田は良くなかった。どこでまたもう一度、出場のチャンスを得られるか分からない」

 本田の厳しい現実を指摘したのは、イタリア地元紙「トゥット・スポルト」のミラン番記者、アルベルト・パストレッラ氏。本田はMFスソの温存により、10月25日のジェノア戦に今季初先発を果たしたが、低調なパフォーマンスに終始した。味方のオフサイドトラップで取り残されて1失点目を誘発すると、攻撃面でも横パスやバックパスを繰り返す消極的なプレーを繰り返し、試合にも0-3で完敗。千載一遇のチャンスをつかむことができなかった。

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、前節パレルモ戦で1得点1アシストの活躍を見せた右ウイングのスソを「代替不可能」と語る一方、練習では本田を左サイドでテストしているとも語っている。だがパストレッラ記者は、今後の出場機会については厳しい見解を示している。

 

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