松木玖生は「この世代で最大のタレント」 U-20日本代表を海外メディアが寸評「A代表にいてもおかしくない」

U-20日本代表で活躍する松木玖生【写真:Getty Images】
U-20日本代表で活躍する松木玖生【写真:Getty Images】

熊田や福田の存在にも触れる

 冨樫剛一監督率いるU-20日本代表のU-20ワールドカップ(W杯)に臨むメンバー20人が5月8日に発表された。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」でも、選出された選手を紹介し、「この世代で最大のタレント」とMF松木玖生(FC東京)を注目選手として挙げている。

 アジア予選を兼ねたU-20アジアカップでチーム主将を務めた松木、FW熊田直紀(FC東京)、DFチェイス・アンリらを中心に選出。グループCでセネガル、イスラエル、コロンビアと対戦する。

 そんな日本代表に注目した「グローボ・エスポルチ」では、ポジション別に選手を簡単に紹介。なかでもU-20アジアカップでキャプテンを務め、準決勝まで牽引した松木に対しては「この世代で最大のタレント」と最大の賛辞を贈っている。

「高校サッカー(名門・青森山田で10番を背負っていた)でも輝かしいキャリアを歩み、FC東京で昨シーズンの開幕戦からスタメンでプレーしている。A代表にいてもおかしくない人材だ(このメンバーから『ステップアップ』して昨年のU-23アジアカップでプレーしたのは彼とチェイス・アンリだけ)」

 これまでの経歴をなぞったのち、「松木はベテランの落ち着き、パス能力、ビジョン、リーダーシップ、そして得点力を持っている選手だ」と多彩な才能を称賛し、U-20 W杯でも注目を浴びる予想を立てた。

 松木以外では、セレッソ大阪のFW北野颯太を「良くも悪くも南野拓実の若いバージョンのような印象」と評価。「彼のパフォーマンスは、現在モナコに所属する先輩のように、興奮と挫折の瞬間を繰り返すことがある。昨年は17歳にして南野の記録を更新し、セレッソ大阪の最年少得点記録を樹立した。セレッソの次なるスターと目されているが、まだトップチームでの地位を確立していない」とフランス1部ASモナコで奮闘する南野拓実を引き合いに出し考察を展開している。

 松木と同じFC東京に所属し、U-20アジアカップで得点王に輝いた熊田については「日本サッカー界の長年の不足を解消する一つの希望」とその得点能力を紹介。「右足、左足、頭上、地面、ボレー、バイシクルキック…あらゆる角度から得点できるセンターフォワード」だとしつつ、弱点として「彼の美徳であるゴール前での利己主義が、時に彼の妨げになることもある」点を挙げている。そのうえで「FC東京ではまだ出場機会が少ないが、リーグカップではすでにプロ初ゴールを記録している」と成績をなぞった。

 また若くしてドイツ1部ボルシアMGの下部組織に加入したFW福田師王の名前も挙がる。「神村学園という日本の名門高校で得点王に輝き、Jリーグを経ずにそのまま欧州サッカー界へ。U-19チームで公式戦8試合7得点(3アシスト)を記録するなど、輝きを放っている」と記事内で触れた。

 タレントの揃うU-20日本代表選手の今後に、遠い海外の地でも脚光が当てられているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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