“天才少年”中井くんが挑むレアル下部組織の熾烈な競争 世界最高峰のエリート育成とは

“銀河系軍団”と共存する8人のカンテラ育ち

 クリスティアーノ・ロナウド、ギャレス・ベイル、ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、セルヒオ・ラモス、マルセロ、ケイラー・ナバス……。世界選抜と言っても過言ではないトップチームの陣容の中で、実績のない若手が居場所を見つけることは容易ではない。とはいえ、今季のチームにはアルバロ・モラタ、ルーカス・バスケス、ダニエル・カルバハル、カゼミーロ、ナチョ、キコ・カシージャ、ルベン・ジャネス、マリアーノ・ディアスと8人の下部組織出身選手がいる。

 門戸が狭いはずのトップチームに、なぜ多くの下部組織出身選手が所属しているのか。その理由として、昨季までユベントスで2年間プレーしたモラタに代表されるように、他チームでトップレベルの試合経験を重ねて成長し、マドリードに復帰するレールが新たに敷かれたことにある。前述の8人のうち、実に5人がレンタル復帰組だ。

 ルベン氏自身も現役時代、ヘタフェにレンタル移籍して経験を積み、レアルに復帰した経験を持っている。若い選手の他チームへの移籍については、次のような見解を示している。

「トップチームにダイレクトに上がれないのには、いくつもの要因がある。何よりも、マドリードのトップチームでプレーする選手に対する要求はとても高い。常勝を命じられているトップチームの中で、若手を試す余裕はない。だから今のチームが採っている戦略は、育成面において適したものだと思う。買い戻しをすることは多少の金銭が必要となるものだが、選手は必要な経験と成長を手にすることができる。それはクラブにとっても、間違いなくプラスになることだ」と、レアルという常勝を求められているチームにとって、最も理に適った育成モデルであると語った。

 

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