メッシのPSG残留は「他の道が消えた時のみに実現」 バルサ復帰は“財政状況”がカギ「不明瞭な点がある」

リオネル・メッシがバルセロナに復帰?【写真:Getty Images】
リオネル・メッシがバルセロナに復帰?【写真:Getty Images】

メッシは今夏の去就が注目される

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は今シーズン終了後に契約満了を迎えるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて、退団を認める準備があるようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

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 2021年夏にスペイン1部バルセロナとの契約を延長できなくなったメッシは、移籍金ゼロでPSGに加入した。悲願のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルをもたらす存在と期待されたが、メッシが在籍した2シーズンもクラブはラウンド16で敗退となり、欧州のタイトルを獲得できていない。

 メッシとの残りの契約が2か月に迫るが、PSGはメッシとの契約延長を焦っていないばかりか、経営面を考え、世界中のスター選手を集めるこれまでのやり方から若いフランス人選手を育成するやり方に方針を変えていく見込みだという。

 メッシの去就について、最大のカギを握っているのはバルセロナの状況のようだ。下部組織出身のメッシをクラブに戻すために動いているバルサだが、まだ人件費を圧縮しなければならない。現在もクラブに所属する下部組織出身のスペイン代表MFガビが、トップチーム登録が無効とされている状況だ。

 来シーズンに向けてバルサは、スペイン1部アスレティック・ビルバオとの契約が満了するスペイン代表DFイニゴ・マルティネスやイングランド1部マンチェスター・シティのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンといった現所属クラブとの契約が満了を迎える選手たちを移籍金ゼロで迎える準備を進めているとされる。だが、メッシを含め、新たな選手を獲得するためには現在所属している選手たちを売却することが不可欠だ。

 記事では「(バルサの財政に)不明瞭な点があることから、パリに留まる可能性が完全には消えない。それでも現在の状況は、選手とクラブの合意は、他の道が消えた時のみに実現する可能性が高い」と、メッシ自身もバルサ復帰の意思が強いことを伝えている。

 サウジアラビアからも巨額なオファーを受けているとされるメッシだが、まだヨーロッパを離れる意思はないようだ。7度のバロンドールを受賞した唯一無二の存在であるメッシは、来シーズンをどのクラブで迎えることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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