“マーケティングマン”本田の移籍話が加速? ミランCEOが異例の要求も退任濃厚で大きな余波

旧体制で強化責任者を務めていたガリアーニCEO 身売りにより退任が予想されるが…

 ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは中国資本に身売りした名門で退任が予想されるなか、中国人オーナーグループに「CEO以外で残留しない」と異例の要求をしている。地元テレビ局「メディアセット・プレミアム」で語った。

 ミランの身売り交渉は11月末に完了予定。すでに元インテルGMのファッソーネ氏が新社長に就任し、旧体制で強化責任者を務めていたガリアーニ氏の去就が注目されていた。

「私はCEO以外の役割でミランに留まるつもりはない。誰にも尋ねられていないが、この30年間を過ごした後、私の役割とは違う仕事をやるつもりはない」

 ガリアーニ氏はこう語った。シルビオ・ベルルスコーニ会長の右腕として黄金時代を築いたスキンヘッドの強化担当者だが、近年はサポーターから退陣要求が出るほどだった。累積赤字で中国資本への売却を余儀なくされた経営状況で、移籍金ゼロなどの訳あり補強路線を突き進んだ結果、チームは凋落。3年連続でヨーロッパのカップ戦出場権を失った。

「私は取締役としても留まるつもりはない。キャリアにおける敬意というものも存在すべきだろう」

 

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