バルサ移籍説浮上のソシエダ久保、スペイン紙が指摘する“電撃復帰”に向けた障壁は?
財政難のバルサは久保の契約解除条項86億円を支払うのは困難?
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、かつてカンテラ(下部組織)に所属したFCバルセロナからの興味が現地メディアで報じられた。カタルーニャ地元紙「エル・ナシオナル」は、「久保は復帰を望んでいる。すべてはシャビに懸かっている」と伝えた。
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久保は今季、リーグ戦19試合に出場して4得点5アシストを記録。現地時間2月18日に行われたラ・リーガ第22節セルタ戦(1-1)でリーグ戦3試合連続でのマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝くなど、高いパフォーマンスを発揮し続けている。
そのなかで、幼き頃に久保がカンテラでプレーした名門バルセロナのシャビ監督が、その才能に「惚れ込んでいる」と報道があった。
「エル・ナシオナル」紙は、「タケ・クボはラ・マシアにいたが、FIFAの制裁で2015年にクラブを離れなければいけなかった。彼は今、レアル・ソシエダで輝いている。レアル・マドリードはかつてクボと契約し、現在は保有権50%を持っている」と現在の状況について言及している。
「クボはアノエタ(ソシエダ)で素晴らしい成績を収めていて、レアル・マドリードには戻りたくない。まだ21歳ですでに存在感があり、それがバルサが興味を持った理由でもある。しかし、クボはソシエダと2027年まで契約を結び、6000万ユーロ(約86億円)の契約解除条項も設定されていて、その半分はレアル・マドリードの収益となる。財政問題を抱えるバルサは、たとえクボがバルセロナに戻っても構わないと思っていたとしても、獲得を優先するとは思えない。シャビ(監督)が明言するまでは第1オプションとはならないだろう」
新天地で活躍しているだけに、普通に考えれば移籍の可能は高くないが、久保が古巣バルセロナへ“復帰”する未来はあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)