久保建英、バルサ“電撃復帰”報道にレアルが牽制? 「タケ・クボの状況にまだ注意を払っている」と現地指摘
ソシエダで価値を高める久保にライバル関係の古巣2クラブが注視
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間2月18日のラ・リーガ第22節セルタ戦(1-1)でリーグ戦3試合連続でのマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝くなど高いパフォーマンスを発揮し続けている。
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バルセロナのシャビ・エルナンデス監督からの興味も報じられる久保に、レアル・マドリード専門メディアも対抗するように注視の事柄を伝えている。
セルタ戦では前半早々に中央で相手の逆を突くドリブルで抜き去り、エースFWミケル・オヤルサバルへ絶妙なアシストを記録した。前節エスパニョール戦(3-2)では鮮烈なボレー弾を決めるなど、チームの中心として活躍する久保へは終日多くの現地メディアが賛辞を贈っている。
そんななか、幼き頃に久保がカンテラ(下部組織)でプレーした名門バルセロナのシャビ監督が、その才能に「惚れ込んでいる」と報道があった。しかし、ライバルクラブのレアル専門メディア「Madrid Zone」は、それに牽制するような形でスペイン紙「マルカ」の内容を引用し「レアル・マドリードはタケ・クボの状況にまだ注意を払っている」と久保の動向を見守っていることを強調している。
一方で、獲得興味も報じられたバルセロナの獲得は難しいと現地では見られているようだ。スペインメディア「Football Espana」は、「シャビのプレースタイルのファンであり、クラブ関係者は彼がトップチームにふさわしいと感じている」としつつも、移籍金額の高さがネックになると予想する。
「バルセロナは財政問題に苦戦し続けており、レアル・ソシエダは6000万ユーロ(約86億2600万円)の完全なリリース条項を要求する可能性が高いため、彼らは久保を買う余裕がないかもしれない」
さらに久保の保有権は50%をレアル側が握っている。もしバルセロナが金額をかけて獲得すれば、ライバルクラブの財政を潤すことにつながりかねない。
こうした状況も踏まえ、現状ではリーグ3位と躍進中のソシエダ残留の可能性の高い久保だが、将来古巣クラブへの復帰もあるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)