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ポルトガル女子サッカーで審判が“白いカード”を提示 イエローでもレッドでもないこのカードの意味とは?
体調不良の選手を助けた両チームに主審が胸元から取り出す姿に脚光
コロナ禍を機に5人交代制が恒久化するなど、サッカー界では今なお制度の改定や新制度の導入が進んでいる。そしてポルトガルでは、主審が“新たなカード”を提示し大きな話題を呼んだ。英ニュースメディア「JOE」が報じている。
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イエローでもレッドでもないカードが主審によって提示される。そんな世にも珍しい出来事は、女子のポルトガル・カップ戦(タッサ・デ・ポルトガル)準々決勝ベンフィカ対スポルティングの試合中に見られた。
記事によると、ベンフィカが3点をリードした前半途中にベンチで1人の選手が体調不良を訴えるというアクシデントが発生。この不測の事態に対し、両クラブの医療スタッフがその選手の元へ駆けつけたそうだ。
試合中にベンチで選手が体調不良を訴える状況はもちろんのこと、両チームが協力して選手を助けるという光景もなかなか見られないもの。そんな勇気ある行動に対し、この試合を捌いた主審が “粋な”行動で応えた。
なんと、胸元から白いカードを取り出し両チームの医療スタッフに向けて提示したのだ。記事によると、この“ホワイトカード”は試合中にフェアプレーを行ったチームを称賛するためのもの。スポーツの倫理的価値を高める施策の一環として導入され、公式戦で提示されたのは今回が初めてだという。
罰するためではなく、スポーツマンシップを称えるためのホワイトカード。今後、日本を含む世界中でこのような光景が見られることを期待したいところだ。
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