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韓国の英雄、元日本代表への謝罪を「事実上拒否」 「最悪の選手」発言も“個人攻撃”は否定
蔚山現代ホン・ミョンボ監督、退団したMF天野純への過剰発言へ見解
元日本代表MF天野純の全北現代モータース移籍を巡り、前所属の蔚山現代FCを率いるホン・ミョンボ監督が日本人MFの決断を非難した一件の余波が拡大している。韓国メディアは「対立が深まっている」と、騒動の動向を報じている。
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31歳の天野は昨年1月、横浜F・マリノスから蔚山現代へ期限付き移籍。リーグ開幕から主力として出番を重ね、28試合8得点1アシストをマークし、チームの17シーズンぶり3度目の優勝に貢献した。
昨年末までのレンタル期間を終えたなか今月5日、23年シーズンは同じKリーグの全北現代へ期限付き移籍することが正式発表。この移籍に関して、怒りを露わにしたのが蔚山現代を率いる“英雄”ホン・ミョンボ監督だった。
韓国代表史上最多の136キャップを誇るホン・ミョンボ監督は、天野の残留を取り付けていたと主張。そんななかで、全北現代へのレンタル移籍が成立したとあって、「今まで会った中で最悪の日本人選手」などと猛批判した。
韓国の総合ニュースサイト「news1」によれば、天野側も「蔚山は全北から提案が来るまで公式オファーがなかった」と反論。これに対し蔚山側も「天野の主張は事実ではない」と主張していることから「両クラブの対立と論争が深まっている」と伝えている。
そんななか同メディアは、記者会見の席上で「過剰な個人攻撃ではないか。謝罪するつもりはないのか」と指摘された際のホン・ミョンボ監督の発言に注目。記者団から問われた“個人攻撃”への見解について、日本との関係性を絡めながら持論を述べたという。
「個人攻撃はしていない。私は日本で5年間プレーし、日本には尊敬するコーチがいる。天野から尊敬される監督になりたかったが、結果的にうまくいかなかった。個人的にその人を攻撃しなかった」
現地の報道によれば、天野への発言が辛辣だったゆえに、韓国内ではホン・ミョンボ監督へ批判の声も上がっているという。そうした背景がありつつも反省の意が示されたかったため、記事では「事実上謝罪を拒否した」と伝えられていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)