【W杯】アメリカが1-0リードで後半へ 先制弾のプリシッチは相手GKと接触で交代危機も再びプレー

アメリカ代表がクリスチャン・プリシッチのゴールで先制【写真:ロイター】
アメリカ代表がクリスチャン・プリシッチのゴールで先制【写真:ロイター】

前半38分にデストの折り返しを右足ボレーで押し込む

 カタール・ワールドカップ(W杯)は11月29日にグループB第3戦が行われ、イラン代表とアメリカ代表が対戦。勝ったチームの決勝トーナメント進出が決まる大一番で、アメリカが前半38分に先制点を挙げて、ハーフタイムを迎えた。

 決勝トーナメント進出をかけた大一番であり、政治的に対立している両国の対戦とあって、大きな注目を集めた一戦。両チームが堅いプレーを見せていたなか、アメリカが前半38分に先制する。中盤からロングボールが出ると、エリア内に走り込んだ右サイドバックのDFセルジーノ・デストがヘッドで折り返す。そこに詰めていたFWクリスティアン・プリシッチが右足のボレーでゴールに押し込んだ。

 ゴールが決まった瞬間、チアホーンを使って大声援を送っていたイランのサポーターは沈黙。逆に、アメリカのサポーターは大盛り上がりとなった。

 ゴールを決めたプリシッチは、その勢いのままイランGKアリレザ・ベイランバンドと接触。腹部を痛めたか、しばらく立ち上がることができずに、チームドクターがピッチに入って治療を行った。アメリカは、キックオフからの試合再開後も、エースの回復を待ってしばらく10人でプレーした。その後、プレーに戻ったプリシッチは、しばらく足の状態を気にして走り方にも違和感があったが、徐々に痛みが引いて行ったのか、アディショナルタイムには全力疾走する姿も見られ、アメリカのファンを安心させた。

 プリシッチのゴールで先制したアメリカは、暫定的にイランを抜いて2位に浮上。このままエースが挙げた一撃を守り抜き、勝利を収めることができるだろうか。

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