ドルトムントが終盤に追いつきCL王者レアルと2-2ドロー 香川は屈辱のベンチ外

二度リード許すも途中出場シュールレが終盤に同点弾奪う

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節が現地時間27日に行われ、グループFのドルトムント対レアル・マドリードは打ち合いの末に2-2の引き分けに終わった。日本代表MF香川真司はベンチ外となり、またも出場機会を得られなかった。

 ドルトムントは中盤の底にバイグル、その前にゲッツェとカストロ、両サイドにデンベレにゲレイロを並べる布陣を採用した。ベンチにはプリシッチ、シュールレが入るなかで香川の名はなかった。敵地に乗り込んだレアルは「BBCトリオ」が3トップに並び、負傷離脱中のMFカゼミーロ不在を受けて、MFクロースとMFモドリッチのダブルボランチ、MFハメス・ロドリゲスがトップ下に入るようなシステムで臨んだ。

 試合は前半2分、いきなりロナウドに見せ場が来る。ゴール正面約24メートルの位置で直接FKの好機を得ると、背番号7のキックがゴール枠内を襲い、ドルトムントGKブルキがなんとかはじき出す。するとドルトムントもお返しとばかり、同4分にカストロがゴール正面やや左25メートルから右足を振って、復帰したレアルのGKナバスがジャンプ一番でセーブする際どいシュートを放った。

 その後はドルトムントが押し込む場面が目立ったが、同17分、レアルが強烈な個の力を発揮する。ベンゼマがハーフウェーライン左でのキープを起点に攻撃を仕掛け、ペナルティーエリア内に入り込んだハメスが前方にスルーパスを送る。それに反応したFWベイルがヒールパスを選択すると、そこに走り込んだロナウドが右足シュートでゴール左隅に突き刺す。BBCトリオとハメスが能力の高さを誇示するかのような一撃で、レアルが1-0と先制した。

 

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