浦和が終盤の3ゴールで大逆転! FC東京を破りセカンドステージ単独首位に浮上

監督采配で分かれた明暗… 年間勝ち点でも首位川崎と2差に迫る

 白熱の激闘は、両監督の采配で明暗が分かれて浦和の逆転勝利に終わった。J1セカンドステージ第12節が17日に各地で行われ、味の素スタジアムで対戦したFC東京と浦和レッズの一戦は、FC東京が先制したものの浦和が後半30分過ぎから3点を奪い逆転。3-1で勝利し、セカンドステージ首位に立った。

 Jリーグでも屈指のポゼッションとビルドアップの力を持つ浦和に対し、FC東京は前半から果敢なプレスに打って出た。これが功を奏し、浦和はリズムを作れずにFC東京が主導権を握ってゲームを進めていく。しかし、ゴールに迫った場面では浦和の最終ラインが耐え、前半は0-0で終了した。

 後半に入ると、いきなりゲームが動く。開始から1分と経たないうちに、浦和の最終ライン背後に抜け出したボールに鋭く反応したのは、リオデジャネイロ五輪でも日本の10番をつけて活躍したFC東京のMF中島翔哉。浦和DF那須大亮のファウルを誘ってPKを奪った。キッカーのDF森重真人と浦和GK西川周作の日本代表対決になったが、西川の動きを見極めてゴール正面に蹴り込んだ森重に軍配が上がった。同3分のゴールでFC東京が先制した。

 しかしここから、FC東京の交代策がゲームに大きな影響を与えていった。篠田善之監督は、同12分にMF河野広貴に代えてDF丸山祐一を入れて5バックにして最終ラインを固めると、同21分には先制点となるPKを獲得した中島に代えてMF高橋秀人を投入。攻撃的な選手を下げて守備を固めたことで、浦和に完全にゲームを制圧された。

 

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