長友佑都、4大会連続のW杯出場へ 強豪国ドイツ&スペインとの対戦「嬉しかった」
W杯目前の心境を長友が明かす
日本人のフィールドプレーヤーとして前人未踏となるワールドカップ(W杯)4大会連続出場を目指すFC東京のDF長友佑都は、メディアを対象としたオンライン取材で現在の心境を語った。
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2010年の南アフリカ大会(ベスト16)を皮切りに、14年のブラジル大会(グループリーグ敗退)、18年のロシア大会(ベスト16)と、過去3度のW杯に出場した長友。4度目のW杯が近づくなかで、「小さい頃から夢見てきた大会ではありますが、その時以上に、W杯を経験するたびに、想い、情熱が増している。(最終登録メンバーに)選ばれたら、これまで以上に生き生きとした、爆発する長友を見せられるんじゃないかなと意気込んでいます」と、世界最高峰の舞台に立つ意欲を見せた。
これまで日本の最高成績は、ベスト16となっている。過去に2度、そこに到達している長友だが、今回はグループリーグでドイツ代表、スペイン代表という強豪と対戦する。10月6日に発表されたFIFAランクでも日本の24位に対し、スペインは7位、ドイツが11位となっている。より順位の低い相手と対戦したほうが、勝ち抜ける可能性は高まるようにも思えるが、長友は強豪との対戦が決まったことを喜んだという。
「みなさんも、ある程度、僕の性格を分かってくださっているんじゃないかなと思いますが、相手が強ければ強いほど、マッチアップする相手も強ければ強いほど、力を発揮できるところがある。W杯でドイツとスペインと当たることが決まった時は、自分自身、嬉しかった。どちらにせよ勝ち上がるということは、強豪と当たる。それが遅いか早いかの違いでしかない。自分たちの力を証明するためにも、第1戦から優勝候補のドイツと戦えるのは、モチベーションとして、最高の状態で臨める。チームにも自分にも最高のシチュエーションだと思っています」
これまではチーム内にも長友以上のベテラン選手がいた。だが、今大会では、少なくともフィールドプレーヤーでは最年長になることが有力視されている。年齢を感じさせないプレーを見せる長友だが、一方でピッチ外では、ベテランらしさが求められることも自覚している。
「やっぱり、いろんなことを経験してきましたし、フィールドプレーヤーでは、年齢も一番上になる。なので、精神的支柱となりたい。みんなが良い時はいいけれど、苦しい時に心の拠りどころでいられるような存在でいたいと思います。W杯も、良い時ばかりではなく、難しい状況も出てくる。そんな時に『長友に頼っていればなんとかなる』と。チームメイトが『長友に頼れば元気になる』『歩くパワースポットだ』と思ってもらえるくらい、エネルギーを発したい」