オランダ代表GK専門コーチ、カタールW杯に臨む日本代表へエール 「トランジションやセットプレーにチャンスがある」
JFAのGKプロジェクトアドバイサーのフック氏がメディアブリーフィングを実施
日本サッカー協会(JFA)のGKプロジェクトのテクニカルアドバイザーを務めるフランス・フック氏が10月12日にオンラインでのメディアブリーフィングを行い、11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)におけるGKのトレンドについて語った。
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フック氏はオランダで16歳の時にプロデビューし、12年間GKとしてプレー。引退後にGKとフリーキック(FK)専門のアシスタントコーチへと転身。オランダ1部アヤックスやスペイン1部FCバルセロナ、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのトップクラブやオランダ代表などで選手の育成にあたった。2019年、JFAのGKプロジェクトのアドバイザーに就任している。
フック氏は10月12日に行われたオンラインのメディアブリーフィングで、11月に開幕するカタールW杯の展望について言及。「GKの専門家としてはたくさん得点が決まるのは嬉しくないことだが」と前置きしつつ、「正直に言えば、1-0よりは5-4で終わり試合を見たい」とファンが喜ぶエキサイティングな試合が多くなることに期待を寄せた。
日本がグループリーグで優勝経験のあるスペインとドイツ、GKケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン)という名GKを擁するコスタリカと同居することについては「とても厳しいグループ」と一言。スペインとドイツはもちろん、母国オランダが14年のブラジルW杯の準々決勝で苦しめられた(120分間スコアレスの末、PK戦で勝利)コスタリカも侮れない相手だとした。
そうしたなかで、日本には「トランジション(攻守の切り替え)やセットプレーにチャンスがあると感じている。日本代表がどのようにプレーするのか楽しみ」とエールを送った。