マンU構想外のシュバイニーが違約金9億円で契約解除? 新天地に酒井宏所属のマルセイユが浮上

ドイツ代表元主将にとっては屈辱的な状況に…

 マンチェスター・ユナイテッドのドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーが、違約金を受け取って契約を解除し、他チームに加入する可能性が急浮上している。スペインのサッカー情報サイト「Fichajes.net」が報じている。

 今季からユナイテッドの新監督に就任したジョゼ・モウリーニョ監督はシュバインシュタイガーを高く評価しておらず、構想外であることを明言している。「チャンスがないとは言わない。だが、非常に小さい」とし、UEFAヨーロッパリーグの登録メンバーからも外れている。

 決して幸せではない両者の関係を清算するために、ユナイテッドは違約金を支払ってシュバインシュタイガーを退団させ、自由契約にして他クラブに加入できる状態にすることを考えているという。その金額は800万ユーロ(約9億2000万円)に上るとレポートされている。

 移籍市場の開いている間に解決しなかった問題は、ユナイテッドが新たな費用を発生させてまで“厄介払い”にして決着をさせようとしている。ドイツ代表でキャプテンも務めた名手には屈辱的な状況だが、スペイン紙「スポルト」は契約解除になったシュバインシュタイガーをフランスのオリンピック・マルセイユが獲得する可能性も報じている。

 キャリアをドイツ国内で積み上げ、初の国外移籍の先がユナイテッドになったシュバインシュタイガーにとっては、残念な結末になる可能性が高まっている。その一方で、マルセイユ行きが現実となれば、日本代表DF酒井宏樹にとっては学ぶことの多い名手と共闘することになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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