「信じてもらっていいですか?」 長友佑都が“不要論”一蹴のプレー、本大会での躍動へ自信「W杯は心配していない」
エクアドル戦でフル出場、粘りの守備で安定プレー披露
日本代表(FIFAランキング24位)は9月27日、エクアドル代表(同44位)と国際親善試合を行い、0-0で引き分けた。この試合に先発フル出場したDF長友佑都(FC東京)は、「ワールドカップ(W杯)のレベルだなと思いながら、楽しみながらできた」と、堅守で健在ぶりを見せつけた。
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過去3回のワールドカップ(W杯)を経験している長友は、「今日のエクアドルは本当に強いですよ。めちゃめちゃ良いチーム。相当、インテンシティーも高いし。W杯があのレベルなんですよね。でも、そこで今日、出た選手たちが(失点を)ゼロに抑えて、こういう難しい試合で勝ち点1を取れたというのは、非常に大事な部分。もちろん課題はたくさんありますよ。特に攻撃の立ち位置、連動のところはチームも、僕も、まだまだ課題はある。でも、本当に良い方向に進んでいると確信を僕はしています」と、難敵相手に手応えを口にした。
W杯最終予選の途中では、不要論も出た長友だが、エリア内で突破されることは皆無。1対1の強さを改めて見せつけた。長友自身も、相当な好感触を得られたようだ。
「最終的に対人のところを止めれば問題はない。そこには自分自身に絶対的な自信があるんで。僕は『オッサン』と言われ、『長友は衰えたから、もういらない』と言われ、散々言われてきましたが、僕は確信がある。強い相手になればなるほど、価値を示せると。自分は信じていたんですけど、『そろそろ信じてもらっていいですか?』って言いたいですね(笑)」
さらに「W杯も正直、自分自身は心配していないんです。あのハイテンションで相手が強くなれば、自分はアドレナリンが出て、確実にパフォーマンスが上がり、チームに貢献できる自信がある。確信というと言い過ぎかもしれないけれど、確信レベルのものがあるんで、こういう試合をまたやりたいなとウズウズしていますね」と、ドイツやスペインとの対戦が決定している、世界最高峰の舞台に目を輝かせた。
周囲がバタつくなかで、落ち着いてプレーができる長友のような存在はチームに不可欠だろう。長友も「長友は本当に一家に一台、必要なんだと。ブラジル戦もそうですが、それを自分は示せなければ、僕はメンバーに入る必要がない。自分でも本当に思って試合に入っていた。自分の価値を示すことは、自分自身、この勝負、挑戦を楽しみながらやれている。充実した最高の楽しい試合ができました」と、カタールW杯のメンバー発表前、最後の試合で、最高の充実感を得た様子だった。