W杯欧州予選で不発の“むっちり”ゲッツェ 元ドイツ代表GKは「何もしなかった」と苦言

ドルトムントで香川とトップ下を争うゲッツェに対して、ドイツ代表OBが厳しい批判

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のUAE戦とタイ戦で輝きを放てないまま終わった。その一方で、ドルトムントで香川とトップ下のポジションを争うドイツ代表FWマリオ・ゲッツェも、W杯欧州予選のノルウェー戦で冴えないパフォーマンスに終始し、OBから厳しく批判されている。

 ゲッツェは4日、3-0と勝利した敵地ノルウェー戦に先発。だが、さしたる活躍ができないまま途中交代となった。「ドイツ最高の才能」と呼ばれたゲッツェについて、元ドイツ代表GKで現役時代にアーセナルやドルトムントで活躍し、ドイツテレビ局「RTL」の解説者を務めるイェンス・レーマン氏は「彼は何もしなかったと感じている。彼はいい奴なんだが、彼自身の問題なのかどうかを自問自答すべきだ」と一刀両断した。

 ゲッツェは2014年に宿敵バイエルン・ミュンヘンに裏切りの移籍も、ペップ・グアルディオラ監督からの信頼を得られず、今季から就任したカルロ・アンチェロッティ新監督から戦力外と通告され、今季ドルトムントに復帰した。

 トーマス・トゥヘル監督は、今季まだゲッツェを起用していないものの「中央で起用する」と明言。しかし、当のゲッツェと司令塔とフル稼働が期待される香川は、ともに国際Aマッチで低調な出来だった。

 

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