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「今もドルトムントファンを笑顔にする」 香川真司の復活に独メディア注目「流れが変わった」
シント=トロイデンは開幕6戦で2勝3分1敗の上々スタートに「香川のおかげでもある」
ベルギー1部シント=トロイデンに所属するMF香川真司は、現地時間8月27日に行われた第6節メヘレン戦(3-1)でPKを決め、今年1月に加入してから初となるゴールを記録。今季はここまでリーグ戦6試合中5試合に先発出場し、好調なチームを引っ張っている。その活躍ぶりをドイツメディア「sport.de」が報じている。
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2010年にセレッソ大阪から、わずか35万ユーロ(約4800万円)の移籍金でドイツ1部ボルシア・ドルトムントに加入した香川は、ユルゲン・クロップ監督の率いたチームでレギュラーに定着し、2010-11シーズンと11-12シーズンのブンデスリーガ連覇に貢献。2012年夏には、アレックス・ファーガソン監督が最後に獲得した選手として、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドへ1500万ユーロ(約20億円)の移籍金を残して、英国へ渡った。
ユナイテッドでは活躍ができず、2014年には再びドルトムントに復帰。復帰後は連覇に貢献した当時ほどの活躍は見せられずに、その後はトルコ1部ベシクタシュやスペイン2部サラゴサ、ギリシャ1部PAOKで辛酸を舐めることとなった。
「sport.de」は、香川について「今日でもシンジ・カガワという名前は、ボルシア・ドルトムントのファンの顔に笑顔をもたらす存在だ」として、今年1月にシント=トロイデンに移籍してから、香川のキャリアが再び充実してきたことを伝えている。
「最初の数か月、香川はベンチから自身の経験を伝えることが主な役割だった。しかし、夏のオフを経て、突如として流れが変わった。香川は新シーズンに入るとリーグ戦6試合のうち5試合で先発出場を果たし、最新の試合ではベルギー初ゴールを挙げて、信頼に応えている。3-1で勝利したメヘレン戦で連勝を達成したが、香川は1-1の時点でPKを決めてリードをもたらした。ドイツ人のベルンド・ホラーバック監督と元HSVのDFトニ・ライストナーを擁するチームは現在9位と素晴らしいスタートを切ったが、香川のおかげでもある」と、報じている。
香川自身も充実感を感じられているのだろう。自身のインスタグラムを通じて「やっぱり90分プレーして得点を決めチームが勝つ、この3つが揃うのは久々な感覚なのでとても嬉しい。次はダービー」という言葉とサムアップの絵文字を、自身がPKを蹴った場面などの写真に添えている。
ドルトムントを離れてからは、苦しい時間が続いた、かつての日本代表の10番。33歳で迎えている2022-23シーズンは、どのようなものになっていくだろうか。